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新たな一歩

樹は、この世界に来て三回目の闘技場へと足を踏み入れた。


(正直、余裕なんじゃないの?入団初日で[一等兵]だし)


「さぁ、掛かってきなすぐに書くの違いがわかる」


「ちっ、舐めやがって、じゃいくぞー!」


ザクッ、ズバッ、ザッ!


「いーぞ、やれやれー」


(ランクがたかが1つ上?あいつはちっとも本気じゃない、舐めてかかっていたのは俺の方‥‥か‥‥‥)


そのあと樹は、戦闘中に気を失って倒れた。世界には自分よりも強いやつがたくさんいる、その事を思い知らされた。


目を覚ますと、樹は軍の医務室で寝ていた、隣では晴香と医務室の人が話していた。


「あ、目を覚ましたのね、あんたなにしてんのよバカじゃないの今のあんたじゃ、上の人には勝てないのよ」


「ごめん、舞い上がってたバカだよな」


晴香の説教が終わると、医務室の人が近寄ってきて怪我の容態を話してくれた。


「えっと、樹さん?全身打撲がひどいので、3日間は絶対安静にしてくださいね」


樹は軍に入っていろんな事を学んだ、自分よりももっと強いやつがいること、自分はまだまだ未熟で弱いこと。


そんなことを考えながら3日がたち、怪我は完治した、そして樹はすぐに国王様のもとへと向かった。


「何のようだね」


「単刀直入に言う、俺を自由の身にしてくれ」


「うん、その理由は」


「俺はもっと強くなりたい、だからもっといろんなヤツと戦ってみたい」


国王は少し笑いをこぼし樹に、帝都を離れることを許可した、ついでに警護にために晴香も樹と一緒に帝都を出ることになった、

そして帝都を出るまえにある男のところへと向かった。


「悪いな健遅くなった」


「あぁ、確かに遅い待ちくたびれたは、けどちゃんと仕上げておいたぜ」


健が作ってくれたのは[ティルヴァング]威力は魔剣クラスで素材は最近見つかった新素材を使っているらしい。


「そして、悪い帝都を離れることになった、ということで着いてきてくんない」


「はぁ〜わかったよ」


「それじゃ、早速出発な」


帝都を離れて数分後、得なにも起こることなく次の町までたどり着いた‥‥‥しかし‥‥‥ついた町は既に壊滅状態だった。


「何が起こった、いったい何が‥‥‥」


「助け‥‥‥て‥‥くれ‥‥‥」


「おい、いったい何が起こった、言ってくれ」


「旧魔王軍の‥‥残党が‥‥‥」


そう言うと、男は息を引き取った、回りを見ても家はすべて焼けていて住民は、皆殺されていた。


「ん?何だ、まだ生き残りがいたか」


「おまえが‥‥‥やったのか?」


「あ?」


「絶対に、殺す!」


そう言って樹は残党に斬りかかった斬って残党はすぐに死んだけど、ここで樹はなにかを確信した。


(絶対に旧魔王軍は再活動をしている、市民のためにも絶対潰さなきゃならない)


「これからどうする?」


「まずは、ギルドに向かう、そして治癒魔法師をパーティに加える」


「それなんだけど、次の町ではグランプリが開催かれていてそれに参加して優勝すれば知名度が上がると思うわよ」


ちなみにそのグランプリでは、世界各国のつわものが揃うためどこかのグランプリで決勝まで上がった人しか、さんかを許可していない、ちなみにそれは1週間行われるらしい。





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