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帝都軍に就任?

「君とこうやって話すのは、はじめてだね樹くん」


「御初に御目にかかり光栄です、国王様」


俺は、始めてみる国王様に緊張と興奮が入り交じってあいさつがぎこちなくなってしまった。


「そこまでかしこまらなくてもいい、逆に気を使ってしまうからな」


「早速だが‥‥簡単に説明すると君に帝都軍に就任してもらいたいのだ」


国王様の突然の考案に少し驚いたけど、反対する気はしなかった、まだ実力が伴っていないこんな俺を拾ってくれるところがあったからかな。


「良いですけど、簡単にはいるのはしゃくなので一回勝負してくれませんか?」


「!!?」


回りの視線が一気に俺の方に向いた警備隊の人も晴香も。


「よかろう、今から受けてあげるよ、さぁ始めよう」


という事で、俺と国王様は先程までいた闘技場に向かって模擬試合をすることになった。国王様はとても強いって噂が流れているらしい。


「先手をどうぞ」


「じゃお構い無く、いきますよー!」


カーン!カッカッ!スッ!


俺は、今できる全力を、何回も国王様に繰り出した、しかし、国王様は俺の攻撃が読めているかのように交わしてくる。


「はぁーはぁー、何であれを避けられるんだよ」


「もう、十分ではないのか、結果は見えている」


「悔しいけど俺の敗けです、参りました」


(俺はこの世界に来てはじめて敗けを経験したのかもしれない、向こうの世界ではこんなに1つに没頭したことなかったからな、なんか新鮮かも)


「ランクで言えば君は[1等兵]からのスタートとなる頑張ってくれたまえ、晴香さんは[軍隊長]に昇格だよ、それぞれの武運を祈っている」


国王様に言われたあと晴香と二人で軍の宿舎へと向かった。


「どうしたの?なにか考え事?」


「そうじゃないけど、なんかこういうのも楽しいなって思って」


「へぇ〜なんか変なの」


その時の樹はまだ心も体も踊っていた、これから楽しいことが待っていると信じていた。


しかし、現実はそんな甘いもんじゃなかった‥‥‥


「あんた、扱い悪すぎだろ」


「新兵は、素直に働くこれは義務なの」


軍に入って1週間、俺は[上等兵]の人といい争いをしていた。


「階級が1つ上なだけでそんなに偉いんですか?たいして実力も無いくせに」


「なんだと?そこまで言うからには相当腕に自信があるんだろうな、そのへたれた根性叩き直してやる」


「いいですよ、やりましょうよ決闘」


この時、なぜ樹は冷静にならなかったのだろう、この発言が帝都軍全体を敵に回すことになることはまだいつかは知らない。






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