再開
「へぇ〜、さすが帝都建物がでかいな」
俺は街を歩いたいた、回りは向こうとは全然違う風景で少しワクワクしていた。すると細い路地から声がしてきた。
「はなしてください」
「うるせぇ、早く金を出せ」
話を聞くに、女の子が勝つあげにあっているらしい。男としてこの場は見逃せない。
「おい、あんたいい加減に‥‥」
すると俺よりも早く、女性が止めに入ってしまった。
「あなた、その子を放しなさい」
「誰だよあんた、関係無いだろ」
「もう一度だけ言うわ、その子を放しなさい」
その女性はとても冷たく、とても怖く低いトーンで男に忠告した。
「ちっ、わかったよ」
そう言い残すと男はその場を去っていった。
「ありがとうございます、助けてくれて」
「もうあんな人に捕まるんじゃないわよ」
少女が去ったあと、女性が俺の前に来た。
「あなたも他の人と同じなのね」
その言葉だけを耳元で囁いて、歩いていった。その日の夜、俺は一人魔物を狩りに出た。
「フゥ〜やっと20匹か、以外と多いんだな」
すると森の奥で魔物を切る音がした、気になって入ってみると昼間の女性が、B級の魔物を一人で倒そうとしていた。
「はぁ、はぁさすがに強いわね」
(フッ)
「一人でB級に挑むなんて無謀だ、俺も参戦する」
それからは二人でB級魔物をなんとか倒すことができた。
「ありがとう、助かったわ」
「いいよ、そんなの」
当然のことをしたまでだ、という感じに少し済ましたように答えた。
「そういえばまだ名前をいってなかったわね、私は[瀬音晴香]よ」
「俺は[神山樹]だ」
こうして俺は転生する前一緒にいた、恋人に再開することができた。
「ねぇ樹、私と組んでグランプリに出場してくれない」
グランプリ、いかにも異世界で有りがちのイベントだけど、タッグ戦ってありなのかな。
「いいぜ、一緒に優勝しようよ」
グランプリ開催は、明後日の朝、それまでにお互いの意気を合わせて、戦闘できないと優勝は愚か勝つことさえままならない。
「晴香!右だ、いや、上だ」
俺と晴香は、明日開催するグランプリに向けてB級魔物を狩りまくっていた。入っているダンジョンは、4大迷宮のひとつ疾風の谷に潜っている。
「たしか中盤にはA級魔物がいるんだよな」
「そうよ、いまの私たちでは到底敵わない相手よ」
まだ潜って少ししか経ってないけどB+級もで始めている、舐めてかかると死ぬかもな。
完