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息づく運命  作者: ハイドン
7/10

七夕

番外編です。ぜひ読んでください

七夕回です。本編とは関係ないです。あるかもです。




「あー、今日七夕か」


聡子はカレンダーを見ながら独り言を呟く。

大学の講義はひどい雨で休講になって、七夕であることに気付いたのは、朝から家事などを済ませた後だった。


生憎電車も動いてないので遠出することもできず、暇をしていた。


「昔は七夕を楽しんでいたな。」


小学生のとき、大事にしていた髪留めを失くした。


親に泣きついたが、また新しいの買ってあげるからと言われて済まされてしまった。


それを見ていた陸が泥だらけになって家にそれを届けに来てくれた。


結局それは通学路の川の土手に落としていたらしく、日が暮れるまで探してくれていた。




「織姫さん、天の川に落ちていた星を拾ってきました」



多分あいつは覚えてないだろうけど、すごく嬉しかったのを覚えている。



「あー、今日七夕か」


また同じことを呟いて家事に戻った。



陸の小さなくしゃみがどこかで雨の音にかき消された。

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