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其は泡沫の夢  作者: ドラゴン
第一ノ章
2/3

相談事

 その日は朝から講義があったため、俺は大学へ向かった。学食で待ち合わせた友人を待ちながら紅茶を飲む。どうてもいいが、俺は珈琲より紅茶派だ。ついでに、俺はゲームが好きな、いわゆるオタクだが、外で体を動かすことも好きだ。顔は、イケメンというほどではないが、割と整っている方だと自負している。仲のいい友人はそこそこいる方だ。そんなことを考えている間に待ち人来る。


 『悪ぃ、遅くなった。』


 髪は茶髪で所々赤い‥メッシュ?というのか、まぁそんな髪だ。元ヤンキー現ゲーマー兼アニメオタクという謎の経歴を持つ。ヤンキーと言っても、せいぜい深夜徘徊程度だが。実家は寺?神社?と言っていた。意外と読書家らしく、なにやら外国の本を和訳したのが好きらしい。よく分からん。名前は山本 鷹伸(ヤマモト タカノブ)、俺と同じ20歳。愛称はノブ、本人はタカがいらしいが、こっちの方が呼びやすいので変えるつもりは全くない。


 『そんなに待ってないからいいさ。』

 『で?今日はどこいく?』

 『遊びに行く前に、相談したいことがあるんだけど、いいか?』

 『どーしたん?』


 他愛ないやりとりの後、俺は昨日の夢のことをノブに話した。俺が夢を見たことないことをノブには前に話している。そして一通り夢の説明が終わって、ノブが一言。


 『いつからアニメの話になってたん?』

 『真面目に。マジでなんだったんだろ?何かの予兆か変な病気かな?』

 『ただの夢だし、気にしなくてもいいでしょ?』 

 『確かに、ゲームのやりすぎか』


 そう言って夢の話を記憶の隅に追いやり、2人でゲームセンターへ行き、適度に時間を潰しバイトの時間になったためその場で解散した。その頃にはもう、夢のことなど忘れてしまっていた。

 そしてまた、【夢】が始まる。

  





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