自称女神(幼女)との出会い
やはりノートに設定を書き留めないとキツいかしら?
主人公は私です(笑)
俺は幼女が好きだ!
俺が紳士なのは法律で決まっているから…ハートがチキンだから
何故こんな事を言い出したかと言うと目の前に幼女が居るから…
しかも、この幼女…自称女神だそうで
「自称じゃ無いもん!」
俺は幼女の作った世界に行く…らしい…
「行くんじゃ無くて生まれるの!」
…どうして、こうなったか?
数刻前
バイト先で集めた[お宝]をスマホで眺めながら歩いていた(スマホを見ながら歩くのは危ないから止めよう!君と俺との約束だ!)
「ハァ…幼女に囲まれて暮らしたいナァ…」
ロリハーレムの為なら死ぬる!
「それ本当?…その願い、叶えてあげる!」
思わず声のする方を見ると、銀色の髪の幼女が居た
銀髪幼女キター‼
ン?…学校はとっくに始まってる時間だぞ?
遅刻か?…いや、ランドセルが無いから入学前か?
でも独りじゃ(俺みたいなヤツが居るから)危ないナァ…
そう思い近づきながら
「ねぇ、お嬢ちゃん…独りじゃ危な……」 ドーン!
…気配も無しにトラックに跳ねられ意識を失った
…ここは…?
「私たち神の世界」
ああ…いわゆる天国ね…
「違うもん!天国とか地獄とか無いもん!…って言うか貴方、天国に行ける要素ゼロじゃない‼」
…まぁ…天使じゃ無くても、鬼ッ娘が居れば俺にはパラダイスだから良いか!
「だ~か~ら!ここは天国じゃないし!行くのも地獄じゃ無くて、私の作った世界!」
何で?
「ぅ…地球みたいに人で溢れるのを抑える為にモンスターを作ったら、弱い筈のモンスターが強くなっちゃって…」
人類滅亡の危機を救え!って…よく有る話?
「それが…モンスターを怖れて村や街に[引きこもり]状態で…」
「文化交流が無いから文明は発達しないし、人は強くなれないし…」
「モンスター同士の戦いで、モンスターが強くなるし、交配で新種が増えるし…」
「何をどうしたら良いのか?…何が何だか…もぅ!…な感じ?」
……いや、つまり…どうしろと⁉
「どうにかして‼」
んなムチャな!
あ~あれだ…伝説の武器を与えて
「神様の手出し禁止なの!伝説の[素材]は用意してあるから、採掘して発見して加工して[作りなさい]って事…」
…そうだ!魔法! 魔法は在るんだろ?
魔法で一気にドーン…
「在るには在るけど…生活に使ってるだけ…行って見れば判るわ」
…仕方ない…俺が手を出すしか無いのなら…チート能力で…
「無い…」
へ?
「私、能力を与える力が、まだ弱いの! 与えられるのは、自分の能力を診る[ステータスウィンドウ]くらいしか…」
ま、魔法は?
「魔力の有る人に[覚えて貰う]しかないわ」
俺…魔力あるの?
「有る人しか私の声は聞こえないし、見る事も出来ないから…だから連れて来たの…」
つまり…向こうで人に聞いて覚えるしか無い…か?
あ!言葉が…通じるか?
「それも覚えて貰うわ」
ムリむりムリむりムリ!
頭の悪い俺が覚えられる訳が無い!
外国人を見ただけで逃げ出すわ‼
「うん!だからね…死んでもらったの!」
ェ!?
「転移じゃ無くて、転生なら言葉は大丈夫でしょ?」
聞き慣れた言葉がヒアリングの障害だから…難易度は変わらないような…
「だったら成人するまでは前世を忘れさせるネ?」
いや、成人するまで鍛えないと…外に出た途端に人生修了ですよ?
「鍛えて貰える環境だと…権力者の息子は自由が無いし…貧乏だと識字率が低い…から…」
ある程度、裕福で自由がきく?…そんな仕事が有る訳が
「有った!少~し危険だけどハンターの息子なら父親に憧れて鍛えるでしょ!」
あの…モンスターと戦わず引きこもり…って…
「食べる為に動物とか弱いモンスターを狩る仕事ね…薬草採取の護衛とかもするみたい」
そんな力が有るなら行商護衛も…
「…ムリね…戦おうって人が増えて、行商人も戦える人じゃないと…」
「薬草採取の護衛だって1人に対して3人以上のハンター…それでもモンスターからは逃げる方針だから…」
ハンターを増やすには
装備の充実…は現地で見てから
…先ずは、意識改革からだナ…
「とにかく転生させるから頑張って⁉」
え?ちょ…まだ考え…………
私が異世界生活するにはチキンハートを克服して、力も必用なのですよ!
なので転生するしかないのです(泣)