自己紹介します
この作品は○ヶ月更新されてません⬅覚悟の不定期更新
「フ…ァ~…ァ眠ぃわぁ…」
オッス!おら…コホン…失礼…深夜バイトでテンションが…
改めて
俺は平戸平助…幼なじみからはペー君、中学ではベーヤン、バイト先ではぺーぺー等と呼ばれている。
俺をペー君って呼ぶ幼なじみが土木関係の会社社長の息子でな?
顔は厳ついわ身体はゴツいわ…つまり[見た目ただ者ではない]ヤツなんだわ
小学生の時に
「リッキーが居るからって、いい気になってんじゃ無ェ!」
あ…リッキーってのは幼なじみナ?
本当は[力]なんだけど、先生が間違ってリキって読んで…そこからリッキーに…ハハハ…
要は怖くて手を出せないから俺を…って訳だ。
やり返せ?ムリ無理ムリ!
ビビりな俺には喧嘩なんて出来ませんて…
当然のようにボコボコな俺
そこへ
「ペー君を虐めちゃ駄目ェ!」
涙目で走って来る力
遅ェ!…ぅン…内股で速く走れる訳が無いわ…
なのに
ドーン! メキッ グシャ
俺をボコるのに夢中で気付くのが遅れたヤツは、力の体当りで壁に激突…意識不明の重体…
半年後、意識を取り戻し…走るのは無理だが歩行なら…ってとこまで復活するんだが
当然、当時は大騒ぎの大問題
まぁ、余裕で逃げられる遅い足で…俺を庇おうと[割り込んだだけ]…
そんな様子の目撃者多数…
「手加減を覚えないと人殺しになってしまうぞ?」
と注意されただけだった。
…先生…それはムリでしょう?
力を見た途端に失禁、腹を見せて降参のポーズ状態の犬を見て
「ァハ!嬉ションしちゃって…可愛い!」
と腹を撫でたらアバラが肺に刺さって死亡
それからは力にとって犬は[見る物]に変わった…
力にとって手加減とは[何もしない事]なんだ
ヤツの部屋はピンクを基調に、ぬいぐるみに人形、ティーン雑誌と女の子の部屋みたいになるくらい[可愛い物]が好きなのに…
子供は泣き漏らし、犬猫は逃げて行く…
そんな勘違いされる風体に馬鹿力…事件の噂も有って中学入学と同時に呼び出された…
俺が!
「お前の相棒、ぶっ飛んだヤツらしいナァ?」
「いやぁ…おとなしいヤツですよ?ぶっ飛んだのは俺の相手で…」
「誰が巧い事を言えと言ったよ?なめてんのか?ア?」
…本当の事なのに…
「いーからよぉ?ヤツを呼び出す方法を一緒に考えてくれや!ナ?弱点も有るなら教えてくれや?」
俺の胸ぐらを掴んで恫喝してるつもりらしい…
「弱点ねぇ…足が遅いから逃げるなら余裕ッすょ?あと…可愛い物が好きだけど…怒らせると、どうなるかは俺も知らないんで怖いッすねぇ…」
「ゴクッ…ぅ…うるせぇ!遅いなら俺様のボクシングの敵じゃ無ェ!呼び出す方法はょ?」
「それなら、そろそろ…ア…来た」
「ア…居た!ペーくぅん!」
手を振りながら走ってくる力
だから膝から先だけでは走れねぇっての!
内股で走る姿は別の意味で怖いから止めて欲しい…
「もぅ!ペー君ってば、すぐ居なくなっちゃうんだから‼」
「ゃ、やぁ!」手を挙げて挨拶
「あれ?もう友達が出来たの?」
「こちら、この学校の先輩方…」
「先輩…あ!僕は今年入学しました大岩力です!宜しくお願いします」ペコリ
そこで、やっと俺の現状に気づいたみたい
ぅん…足が浮いてるからね
「…先輩?ペー君に何をしてるんですか?」
「み…見たら判るだろうが」
「イジメ?ペー君を離してください!」
俺の胸ぐらを掴んでいる手を外す為に、手首を掴んで[退かす]
「アガァァ‼お…お前等!見てないで、やっちまえ!」
「キャッ」 「ャン」
奴等の攻撃を避ける避ける…
走り方が変なだけで、スピードが無い訳じゃないんだょな…
「ぅわ!」 「ぐぉ?」
たまに足を置いて引っ掛けてる…払うとケガさせてしまうからな
みんな、へばって…残るはボクシング野郎だけ
プロでさえ貰う事を前提とするジャブを避ける避ける
たまに良い音がするけど力は無傷。
何分、そうしていたのか…すでに回復してる筈の奴等も呆然と観てるだけ
空振りはスタミナを奪い、とうとう足が縺れて倒れ込んだ。
確か…ストリップダウンとかいうやつだ
すぐに立てば問題ないのだが、これはボクシングじゃ無い
それは奴も解っているのか
「俺の負けだ…お前、強いナァ…」
「僕なんかより、ペー君の方が強いですよ?」
真っ青な顔をして振り向く奴等
んな訳が無いからコッチを見ないで欲しい…
「ペー君は優しいから喧嘩しないんです。先輩方も仲良くしましょう?」
起こしてあげようと手を差し出す力
仲直りの握手だ
俺も手首を押さえてる番長(後で知った)に笑顔で手を差し出す
勿論、俺の胸ぐらを掴んでくれた方の手だ!
「アガ!」
優しい俺は勢いよく引っ張り起こしてあげました。
やっぱり[ひび]が入ってたみたいだけど俺は[知らない]
ちなみにボクサー先輩も最後の握手で拳を…ちーん南無
その事が噂になって、何もしてない俺は[ヤベーヤンキー]として周辺地域の不良の[まと]になる羽目に(泣)
「おらァ!ベーヤンっての出て来いやぁ!」
「リッキーってヤツも潰してやんぞ!ゴラァ!」
ビビりな俺が出る訳も無く、先輩方が撃退してくれるのだが…
三年生になると対応してくれる人が居ない
そんなこんなで内申書ガタガタ、勉強も出来る訳も無く…
只今、高校浪人四年生(三浪)の18歳
力ん所の仕事では勉強する体力が残らないと気づいたのが最近
趣味(人様に言えない画像収集)と実益(収入と勉強時間)を兼ね備えたネカフェの深夜バイトが終わったところな訳