魔皇帝になったら他の異世界から使者がたくさん来てちょっとうざいです。(前編)(二百文字小説)
小曽根弘樹は片思いの人である遠藤梨菜と結婚した上、異世界の全てを支配する魔皇帝になった。
「私はずっと貴方の事が好きだった」
梨菜にそう言われ、弘樹は狂喜した。
弘樹の噂は他の異世界にも伝わり、多くの魔王の使者が救援を求めて来た。
退屈していた弘樹は快く引き受けた。
最初に訪れた世界の勇者はレベルが一垓を超えていたが、既に弘樹はレベルが那由他なので相手にならなかった。
(もっと強い奴と戦いたい)
弘樹は思った。