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学校のぼっちは一人ですか?
朝、学校に着くと上履きが無くなっている、階段を上ろうすると上から水と笑い声が降って来る、そして教室に着くといつもの三人組が来て悪口を言いに来る、それが今までのケンの人生である。
「ケン!お前最近調子に乗ってるだろ!」
いきなり上から目線で声をかけて来るのはケンを苛めている奴だ、赤い目に赤い髪のイケメンだ、ちなみに名前はソウ。
一方俺は金髪の髪が長すぎて目が見えず、チビだ。
「何でだ?」
俺が聞くとソウは顔を歪める。
「口の聞き方も大分偉そうになったじゃねえか、それだけじゃねえ、上履きは持ち帰るし水は避けるどういう事だ!」
「ふむ、そんなに俺の上履きが欲しいのか?」
「そこじゃねえ!」
「ちょっとお前立て」
「何だ?」
「おりゃあ」
ソウがいきなり殴り掛かってくる。
「よっと」
迫って来る拳を避けて足をかけるとソウが転んで机に突っ込んで行く。
「大丈夫か?」
「大丈夫な訳がないだろお!!!!」
周りの机を吹き飛ばしながら立つとソウは叫ぶ。
「死ねえええええ!!!」
ソウが叫ぶとソウの掌の上に火の玉ができ、それを俺に向かって投げて来る。