殺戮人形《キラードール》
閑話が入りましたが本編に入ります!!!
シンジの前にはさっき男の頭を吹き飛ばしたであろう「ライフル」をもつ銀髪で
細目をもっていて体つきがいいキッドと言う名前の少年が立っていた。
するとキッドと名乗る少年がシンジに
「キグルミは少しなめられてるからあまり脇道や裏道は通らないようにした方がいいぜ?」
だがその忠告をシンジは聞いていない。
聞くどころかシンジは他の事を考えていた。
(仲間になってくんないかなあ…)
そう俺は考えていた。
俺たちの傭兵団はまだ2人しかいないからなるべくどんどん
キグルミのプレイヤーを集めたいのだ。
彼…キッドはかなり腕が立つみたいなので人数が少なくあまり戦闘をしたことない
俺たちにとって戦闘を教えてくれる事も考えてかなりほしい人材だ。
ということで勧誘する。
「お前、うちの傭兵団で働かないか?」
そう聞いてみるとキッドは一瞬動揺しそのあとかなりの速さで首を振り
「ダメだ。俺がお前の仲間になったら迷惑を掛けちまう。」
俺は何が迷惑かけるのかよくわからなかった。
なんで迷惑をかけることになるのか聞いてみると
「俺がPKプレイヤーだからだ。しかも二つ名も持ってる。
俺の名前はキッド。別名{殺戮人形}だ」
どう言うことで迷惑をかけると言っているのか俺は気づいた。
彼はPKプレイヤーとして生活していたので自分が誰か他の人に恨まれている事を知っていて
自分のせいでこれから仲間に迷惑をかけると思ったからこれまで彼は一匹狼として生きてきたのだ。
だが、俺には関係ない。
キッドはいいやつだ。
気に入ったやつは絶対チームにいれたい人間なんだ俺は。
何よりも俺を助けてくれたしな。
だから、キッドがどんなに嫌がろうと俺たちの傭兵団
入ってもらう。
それに迷惑を掛けたくないから仲間になれないなんて
そんなの理由にならない。
「仲間になれよキッド。俺たちの傭兵団に入団しろ。これは絶対だ」
そう勧誘したが
「だから、迷惑を掛けたくねえから「うるせえ」」
キッドがなにか言う前に黙らせ言う。
「お前は俺の仲間になりたいと思ってるんだよな?」
すると、キッドは
「ああ、なかなかキグルミの奴はみつかんねえし、お前は見所がありそうだから
仲間になりたいと思ってる。だが迷惑を掛けたくない。」
とうつむきながら言う。
するとシンジは頭をクシャクシャと掻き
「誰が迷惑かけないでっていった?誰がPKプレイヤーを気にしてると言った?」
真剣に一言一言、思ったことを率直に述べていく。
キッドも唖然としながらも真剣に話を聞いている。
「俺達の傭兵団は『自由』の旗を背負う傭兵団なんだ。
迷惑なんていくらでもかければいいじゃないか。
お前がこれまでやって来た悪事をすべて背負うのがこの傭兵団であり
これからの活躍を背負うのもこの傭兵団だ。
そして、お前への非難の目からお前を護ってくれるのもこの傭兵団なんだ。」
そういい、シンジは大きく手を広げて言う。
「お前のやったことはたとえゲームの中でも許されることでは無いとおもう。
これからも色んなプレイヤーから恐怖や憎しみ。負の感情を宿した目をむけられるはずだ。
だが、これから活躍していけば、いつか憎しみを感謝が打ち消す日がくるだろ?
だから、そこまでの道のりを俺達、傭兵団が一緒に歩いてやるよ。
だから、一緒に行こうぜ。キッド。」
そう、静かに笑いながら手を差し出しシンジが言うと、キッドはため息をつき
「わかったわかった。入ればいいんだろはいれば。
入団してやるっつーの。」
そう苦笑いしながらシンジの手を握った
キッドは傭兵団ドールズフリーダムの一員となった。
「で、これからどうすんだよシンジ。誰かさがしてんじゃねえのか?」
そう、新しく仲間に加わったキッドがいう。
するとシンジは思い出したと目を大きく見開き
「そうだ。ケイをさがしに行かなきゃいけないんだった」
忘れてたケイの事を思いだし脇道を歩き出す。
それを見てキッドは
「自分の仲間の事忘れるって…。先が思いやられるぜ…」
頭を押さえて苦しげに呟くのであった。
シンジはいつもはクールでいますが、
ビームなどの非科学的な事や、仲間の事(仲間になってほしいやつ)になると熱くなる習性があります!!!
そしてキッドが仲間に加わりました!!!
キッドは有名人です!!!
悪い意味ですが!!