新たな仲間
ヒロインが新しく仲間入りします!!
「いっ、今なんていった…?」
シンジはさっきのアナウンスがいった一番目のスキルを思い出す。
「ビ、ビームだと…」
シンジにとって片手からビームを出したりなどの非科学的な物は憧れなのだ。
剣から飛ぶ斬撃をだしたりとか。
そしてこのスキルを覚えてしまったシンジはゲーム内でも興奮度MAXになってしまっていた。
「すいませーん。急にどうしたんですか?」
さっきの女の子が心配そうにちかずいてくる。
「少し静かにしていてくれ。」
彼女を言葉で制してそしてスキルを発動する。
「着ぐるみ光線」
すると耳の中にアナウンスが流れ
『前に片手を手をひらきながらかざしてください』
いった通りに動いてみる。
その瞬間に片手に赤い光が集束し一気に手のひら大の光線が解き放たれた。
「うぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
シンジの興奮度がMAXでもなお、上昇していった。
結果、平原が一瞬消し炭になりかけた…。
「うん…これはチートスキルだなっ!!!」
見なかった事にしたシンジは心のなかで
(なんだよこのスキル!!威力高すぎるわ!!!遊び心でこんなスキルつくるんじゃねえよ!!
確かにビームはいいがこんなの他のプレイヤーからの注目半端じゃねえから
簡単につかえねえよ!!!このクソ製作者め!!!)
と悪口を心で呟きながらチートスキル宣言をする。
「あっ、あの今のはな「誰にも言うな」はい…。」
彼女になにか言わせる前に黙らせる。
「掲示板に書いておこうなんて思うな。こんなのキグルミが覚えるの知ったらすぐさま
攻略組の仲間入りになるぞ?嫌だろ?いきたくなんか無いよなあ。デスゲームとは
いえやりたいことが出来ないで毎日戦闘三昧なんて俺ならやだなあ?」
こう先に言っとけば何とかなる。
俺がちっちゃい子供に悪いことをさせないために
いつもは使うんだが、今回は例外で使わせてもらった。
きついようにきこえるのは仕方ない。
だって前からこうなんだもん!!
「いっ、嫌です…」
涙ぐんで彼女は言う。
「なっ!?泣くな!!こういう時はどうするんだっけか!?取り合えず泣くな!!!」
パニックになりながら必死に泣き止ませようとすると彼女はニヤリと笑いそれがシンジに見えるわけもなく彼女はすぐ顔を崩し泣き始める。
「だって私鍛冶師なのに戦いたいわけ無いじゃ無いですか~」
裏で仕組まれた企みを知るよしもなく、
「あんなこと言って悪かった!!お願いを何でも1つだけ聞いてやる!!!だから泣くな!!な!?」
すると彼女が引っ掛かったとばかりに微笑み
「じゃあ、私とパーティーを組んでください♪」
さっきまでの泣き顔がウソの様に微笑みに変わった彼女がいった。
「わかった!!泣き止んでくれるならなんでm…」
そしてシンジは理解する
…自分がまんまとはめられたことに…
シンジはまんまと引っ掛かっちゃいました!!