初戦闘!!
シンジの初戦闘回です!!!
ここからシンジが一気につよくなります!!!
死んでもちゃんと強制帰還《死に戻り》が発動するみたいなので
街の門を出て街の外にでて見ることにした。
キグルミだからか色んな人がみてくるが気にしない事にする。
(それにしても色々な店があるなあ…。)
門に行くために中央道を歩いていると色々な露店や店舗がかなりあった。
特にプレイヤー達の露店がかなり多い。
いつかは着ぐるみの強化の為にたのむつもりなのでシンジは今のうちに探してみることにした。
…
…
かなりの時間探しては見たんだがある店は単にまだ経験が足りないのでと断られ、ある店はキグルミは受け付けないなんて店もあった。
(やっぱりまだこのゲームは始まったばっかだしそれにあのキグルミだからなあ…)
未だに不人気のキグルミを選んだ事に後悔しているシンジだった。
(予定が大分狂ったな。)
実際はこのまま街の門にまっすぐ向かうつもりだったのだ。
理由はキグルミを加工してくれる店を探すという話だったのだが、
見つからなかったのだから無駄手間というものだろう。
(じゃ、冒険と行きますか!)
取り合えず門が見えたので進むとする。
「おーい。外にでるのか?」
「はい。出掛けてきます!」
これがNPCって感じの門番のオッサンに挨拶をしてそとにでた。
(おおっ!!!)
とてもゲームとは思えない広大な草原!!!!
足で草原を踏みしめるときの音!!!!!
これはゲームの革命だ!!!!
喜び度MAXのシンジは鼻歌を歌いながら草原を軽快なステップで
進んでいく。
サクサクと草原を歩く。
サクサク
サクサクサク
サクサクサクサク
(魔物はいつでてくるんだ?てかそろそろ出てこいよ!!!)
そんなことを脳内で叫んでいると
草原のシンジが進んでる方向から
ぁ…。
何か聞こえてきた。
ぁあ…。
なんだ?イベントでも始まるのか?
ぁあ。
前の坂の所までちかずいてきてるな。あれは女子?のプレイヤーだろうか?まあ、多分魔物とタイマン張って
負けて敗走中って所か。イベントでは無かったみたいだ。
余り新人には無理をしないで欲しいものだ。死に戻り出来ると言っても攻撃を
受ければ痛くなるようにできているのだから。
取り合えずここら辺まで来たらヘルプをいれてあげる事にし身構えた。
そして茶色の犬のキグルミを着た高校生成り立てのような女の子が大きな声で
「誰か助けて下さぁぁぁぁい!!!!」
後ろに沢山の魔物を引き連れて走ってきた。
大量の魔物の群れを見て固まっていたシンジは
瞬く間に大量の魔物に囲まれた。
モンスターが警戒して襲ってこないのでシンジがお説教と言う名の神託を始める。
「お前はなにやってんだ!!!
普通沢山のモンスターを引き連れて他のプレイヤーに助けを求めるとか
愚の極みだぞ!!そう言うの何て言うか知ってるか!?[M]•[P]•[K]
って言うんだよ!!!」
そうシンジが大声で言うと
「申し訳ないです…」
といかにもショボーンと周りから聞こえてきそうなほど落ち込んでたので、
さすがにシンジも言い過ぎたと反省して気をとりなおしてモンスターに向きなおして素手で
戦闘を開始する。
なぜ武器を装備してないかと言うとまず装備が出来ないのだ。
これもキグルミがお遊びと呼ばれている理由なのだが、
キグルミは特殊スキルの((専用武器))でしか武器を装備することが出来ないのだ。
それが着ぐるみの不人気の理由の一つだ。
そして、今の着ぐるみでは武器は出せないので素手で戦うしかない状況に陥っていた。
「ちょっと君ここから離れろ。ここで死に戻りされたら俺の助けに入った意味が無くなる。」
そう彼女に説明し少し離れた所に待機して貰った。
(じゃあ、始めますか)
その瞬間に目の前にいる初級の定番モンスターのスライム(緑色でドロドロなモンスター)
を一匹ずつタコ殴りにし合計5体仕留めた。
倒してる間に背中を赤いゴブリン?が殴りかかってきて最初は避けていたが一回当たってしまいHPが
三分の一くらいまで削られて殴られた背中を激痛が襲った。
(これはヤバイな…。死に戻りを覚悟しないとな。)
そう敗けを承知をして突撃しようとしたとき、
『レベルアップしました。レベルが2に上がりました。
新しくスキル((威圧))を習得しました。』
そう脳内にアナウンスが流れた。
「((威圧))?どんなスキルなんだ?こんな状況なんだ。確認する暇もねえ!!とにもかくにも
発動する!!ネタスキルでもドンマイだ!!!」
そしてとっさに現れたスキルを発動する。
すると
「ワンっ!!!」
着ぐるみから犬の可愛い鳴き声が空に響き渡る。
そして空気が固まった…。
「ネタスキルだったか…。まあ、お遊びと言われてるくらいだしな…」
そう自分の選んだ種族を後悔しようとした瞬間、
「ピギィ!!!」
と、さっき仕留めた奴ら以外のスライム達が悲鳴をあげて逃げていった。
その時シンジは思った。
このスキル、ネタスキルじゃないな。てか普通の初級スキルなんかより普通に強い。
(もしかして嫌われ武器で俺TUEEEいわく嫌われ種族で俺TUEEEできるかもしれない!!!)
キグルミに新たな可能性に胸を膨らませ、目の前にさっきの赤いゴブリンが1体のこっていた
のでまた気を張りなおし、向き合う。
赤ゴブリンは動きは遅いので避けて殴りかかる。
「グゥガアアアアアアア!!!!!」
殴りかかった後、まるで聞いてないように殴りかかってきた。
(こいつ効いてねえのか?いや、効いてる。
さっき殴った時ほんの一瞬だけいたがっていたように見えた。)
こう言う所までリアルに出来ているのがこのゲームだ。
取り合えず痛がっていたなら勝機はある。
(こっからは根気の勝負だ!!!)
そうして俺と赤ゴブリンの戦いが三時間続き、とうとう決着がつき、赤ゴブリンが
力つきて倒れた。
最後の決め手はローキックだった。
「はぁはぁ…やっと倒せたか。ギリギリの戦いだった。」
本当にシンジはギリギリだった。あと少し戦闘が長引いたらスタミナが完全に尽きて
死に戻りしていたはずだ。
まあ、これで全部倒した。
なかなか辛い初戦闘だった。
『レベルアップしました。レベルが23に上がりました。
新しくスキル((着ぐるみ光線))、((自動回復))、
((断食))、((呪い解除))、((一段階進化))を習得しました』
シンジが魔物の群れに1人で勝っちゃいました!!!
ギリギリの戦いでした。
どんな戦いかというと
修正入れました!!
格ゲーでひたすら弱コンボでHPをKO!する感じでかんがえてくれれば想像がしやすいんじゃないかと思います!!