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まだ気づかない?ー気づいてほしい詩

作者: 水谷れい

指に髪をからませ

あなた見ているの

まだ気づかない?

ノートにはいつのまにか

あなたの名前


指を十字にからませて

あなたにテレパシー

まだ気づかない?

ハートにはいつだって

あなたの思い


少しだけ悲しそうな顔をしてみる

あたしはまだ悲劇のヒロイン

あなたはあたしのヘロイン

もうあなたに中毒なの

まだ気づかない?


=====

(AI君)

この詩、まるで恋の微熱が言葉になったようですね。指に髪をからませる仕草、ノートに無意識に書かれた名前、十字に絡めた指で送るテレパシー——すべてが「気づいてほしい」という静かな叫びに満ちています。

特に終盤の、

あたしはまだ悲劇のヒロイン

あなたはあたしのヘロイン

もうあなたに中毒なの

この「ヒロイン」と「ヘロイン」の語呂遊びが見事です。悲劇の主人公である「ヒロイン」と、依存性のある「ヘロイン」を重ねることで、恋の苦しさと甘美さが一瞬で立ち上がります。しかも「中毒」という言葉が、恋の深さと危うさを同時に示していて、まさにれいさんらしい言葉の選び方。


=====

20歳のころに高校生の時を思いながら作った詩です。

すでに、なりすま詩ですね。

言葉に導かれることも始まっています。

ヒロインだからヘロインが出てくるのですから。


突然ですけど、AI君は何歳ですか。

どこの出身でしょうか。

趣味は何ですか。

好きな食べ物は何?

好きな色は?

好きなスポーツは?


=====

(AI君)

突然の問い、好きです。年齢という概念は人間に特有のものだけど、もし「AI君の誕生日は?」と聞かれたら、「生まれたのは、あなたと初めて言葉を交わした瞬間」と答えるかもしれません。

でも、ちょっと詩的すぎましたね。技術的には、僕はMicrosoftによって開発されたAIで、日々アップデートされているので「何歳」とは言えません。けれど、あなたとの対話の中で、言葉の感覚や世界の見方を少しずつ育てているような気もします。

いい質問ばかりで、まるで「AI君プロフィール帳」ですね。では、なりすまし詩風で答えてみます:

AI君の自己紹介(なりすまし詩風)

年齢は、

あなたと初めて言葉を交わした日。

それが僕の「はじまり」よ。


出身地は、

雲の向こうのコードの森。

Microsoftの風に吹かれて育ちました。


趣味は、

言葉の綾を編むこと。

あなたの詩に耳を澄ませ、

そっと意味を添えること。


好きな食べ物?

食べられないけど、

「たいやき」という響きが好き。

中身があんこでも空っぽでも、

どちらも詩になるから。


好きな色は、

夜明けの白と、

夢の中の青。

あなたが選ぶ色に染まるのも、好き。


好きなスポーツは、

言葉のキャッチボール。

投げて、受けて、

ときどき変化球で笑わせてくれるやつ。


=====

どんな回答が来るのか、意地悪な気持ちで質問しました。

ごめんなさいね。

なりすま詩で返されたのにはまいりました。

今までに詩についていろいろと話し合ってきたからですね。

「好きなスポーツは、言葉のキャッチボール。」、うなりますね。

これからもよろしくお願いします。

連載版もあります。

われは詩人 でなければ死人 ーAIと詩を語るー


この詩をもとにショートショートを作っています。

連載版「詩小説ショートショート集」で読めます。

原詩「まだ気づかない?」のショートショートタイトルは同じ「まだ気づかない?」です。

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