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灰色の空
重く冷たい灰色の空。
今日は雪が降るんだっけ・・・。
僕はそんなことを思いながら薄暗くなった道を歩く。
ふと頬に冷たいものがあたった。
僕の見上げた空には無数の黒い斑点。
・・・降ってきた。
白く吐き出された息をぼーっと眺めながら僕は歩く。
どれくらい、歩いただろうか。
僕の肩や頭に積もった無数の冬の花びらがキレイに輝きながら溶けていく。
足下には5cmくらいに積もった結晶達が僕が歩くたびにザッザッと踏みしめられている。
歩いてきた道を振り返ると、そこには当たり前のように残る自分だけの足跡。
一つ一つが今まで自分がしてきた事を現すように、深く、踏みつけた時のまま根強く残っている。
僕は、前を向いた。
もう、振り返らないと決めた、灰色の空の下で…。
友達の家からの帰り道、人通りは少ないし、暗いし、寒いし・・・で、こんなもの書いちゃいました。