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万物想像

作者: タマネギ

想像することが

できるのは、

人だけだとして。


それじゃあ、

人は何故、想像が

できるのだろう。


複雑な神経の

繋がりがあって、

だからできるとして。


それじゃあ、

人は何故、想像が

必要なんだろう。


想像があるから、

未来を描けて、

未来を描くから。


希望があって、

たけど不安もあって、

争いの種もできて。


想像が争いに繋がる

ようになるなんて。

どこで何が壊れたか。


想像の使い方を

間違えてしまったか。

いつしか間違えたままで。


希望だけが

人の心に描かれるなら、

時代はもっと爽やかか。


不安があるから

備えるようになって、

武器も必要になった。


想像から不安だけを

抜き取れたなら、

武器は不要になって。


想像を隣の人の

心だけに向ければ、

それでも攻撃は続くのか。


何か大切なことを

忘れているような、

気もするだろうけれど。


今だけを生きている

多くの動物は、

同じ種で戦争はしない。


未来を想像することは、

明日を想像することは、

何のためなのか。


時間と空間の宇宙で、

想像を働かせるなら、

満遍なく偏りなく。


未来を描きながら、

隣の人の心も思いやる。

見知らぬ国も思いやる。


想像ができて、

想像が必要なのは、

全てが公平ではないから。


公平ではなくても、

長く広く時空を費やして、

宇宙の意味を紐解くために。


自分のことすら

気がつけない毎日に、

想像する力は減ってゆく。


詩にしても何にしても、

万物が喜ぶ様を想像して、

争いの種を蒔かないように。

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― 新着の感想 ―
[一言] 創造と想像をかけたようなタイトルがオシャレですね。 内容も色々なことが数珠繋ぎになっているようで、本当にそうだなと感じました。 想像できる人間として、道を誤らないように生きていかなければいけ…
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