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純白悪魔と漆黒天使  作者: 炎描幻
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創造神

 私はアジェンタに教えて貰って飛べるようになった。

 意外と背中にある翼の操作は簡単ですぐに飛ぶことが出来た。

「天界に転生したけど人間界にいるの?どういうこと?」

「あ〜、私はちゃんと天界に転生して意識もちゃんとあったんだけど、し...アデレードは天界の重圧?みたいなのに耐えきれなくて気絶しちゃったわけ。で、運の悪いことに人間界に落ちて。で、いまさっきのヤツらに捕らえられちゃった的な感じかな?」

「うわあー、不幸だね。私」

 自分の不幸体質に笑ってしまう。その代わりに美穂はすごい幸運体質だった。

 だから母には2人1緒に居なきゃダメよ?ってよく言われてたなあ。

 思い出にひたっているとなにかに突っ込んだ。

「ぶふぇっ!」

「アデレード!大丈夫?」

 うん。大丈夫じゃない。顔だけなんだか柔らかいものに突っ込んでいるからとてもダサい格好なのだろう。

 アジェンタはどう考えても笑っていた。

「んふふふ、大、んふ、じょ!ふふふ、ぶ?あははは!!」

「これなに?」

「ちょっ、あははは!その状態で喋らないで。んひひ、腹いた、あはははは」

「早く助けてよ!」

 精一杯笑われた。恥ずかしい。

「ごめんごめん。何考えてたのかは知らないけど、そんなに勢いよく突っ込むと思わなくて」

 勢いよくそれから引っこ抜かされる。

「うえ。なにこれ?」

「雲みたいな、雲じゃないような存在のもの」

「まあ、うん。言っている意味はわかる」

 それは雲みたいな形だけど、ふわふわプルプルしてた。

「ここまで来れば入れるでしょ」

 アジェンタは手を前に出して、何かを唱え始めた。

「何やってるの?」

 そう聞いた次の瞬間、すごい光と一緒に1個の白いドアがでてきた。

「相変わらず眩しくて目が痛いよ」

 アジェンタがぼそっと呟く。

「まあ、いいや、神界に行こ」

「うん?うん」

 アジェンタはドアを開けて中に入っていく。私も慌ててそれを追いかけた。

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