表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
純白悪魔と漆黒天使  作者: 炎描幻
5/7

天使

 白い翼が私の目の前に来て、私の視界が白く染る。

「やっと見つけた!」

 そう耳元で言われた。うるさい。

 白い翼が視界から無くなったと思うと、遠くの方で腰を抜かしていた男がカエルのような姿で眠っているのが見えた。

 横を向くと、とても綺麗な女の子がいた。その子は、白い髪に天使の輪っか、フリフリの裾の短いドレスを着ていた。

「誰?」

 思わず聞いてしまう。

「ああ、そっかぁー...んーとね、んー?」

 女の子は1人で納得すると、悩み始めた。そして、数十秒後にいきなり手をバッと広げた。

「幸穂!!私だよ!アジェ...じゃなくて、美穂だよ!」

「いや、誰よ!?美穂はそんな髪の色じゃないし...」

「いや!信じてよ!」

「無理だってば!」

「幸穂...私のこと嫌い?」

 瞳をウルウルさせて女の子が聞いてくる。う゛...可愛い。

「美穂のことは嫌いじゃないけど、あなたのことは信用出来ない」

「そっか。信じてくれたんだね!」

「そんなこと一言も言ってないけど!?」

「よし、説明するよ!」

「なんの!?私あなたのこと信用してないって言ったよね!?」

 見かけによらず、押しが強い。まるで美穂みた...いやいやいや、それは無い。

「あのね、幸穂。わかりやすく言うと、私たちは異世界転生しました」

「ん?」

え?異世界?転生?は?

「天界にね」

「天界?」

「うん。この世界には人間界、天界、神界があって、今私たちは人間界にいるの」

「ちょいまち?私は何に転生したの?」

「悪魔のアデレード。私は天使のアジェンタ」

「あで...?アジェン??悪魔?天使??コスプレじゃなく??」

「コスプレなんかじゃないよ!」

女の子が可愛らしく腰に手を当て、頬をふくらませながら怒ってくる。可愛すぎません?

「ごめん。説明続けて?」

「う〜ん。これ以上のことは創造神から言ってもらわないと...」

「え?そうなの?」

「私が唯一言えるのは、私の事アジェンタって呼ばないと死ぬってことぐらいかな?」

「オゥー...マイgod...」

いきなり死ぬんだ。私...。え?鬼畜過ぎない?この世界

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ