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やっぱり凡人

それこそ、同じ女性でありしかも宮廷魔術師様でもあるサーシャ・グラン・ホーエンツォレルン様であれば拝み倒せば弟子の一人や二人ぐらいは受け持ってくれるかも知れない。


あの【絶色】のダグラスが弟子を取ったという噂が最近聞こえて来るくらいなのだから不可能では無いだろう。


仕事が忙しいと言うのであれば同僚である【絶色】のダグラスは弟子を取っているのにサーシャは出来ないのか?と彼女を焚き付けてやればマッチ一本程度の火種から山火事になるまで対抗心剥き出しで燃え始める姿が目に浮かぶ。


しかし、この世界で最強の魔術師になりたいと言うのであれば俺は惜しみ無く俺の全てを教えて、俺ではなし得なかった偉業を成し遂げて欲しいと思う。


そもそも最強の魔術師=試合に勝てる魔術師では無いという事に気付けなかった過去の俺は結局の所やっぱり凡人であったのだ。


「なるほど、だから私とお師匠の魔術は同じ魔術同士なのに私の放った魔術ばかり打ち負けていたのですねっ!」

「まぁ、そういう訳だな。だからこそコレからはみっちりと魔術の基礎、それこそこの世界で起こる現象のメカニズムから教えていくので頭に叩き込んでくれ」

「はいっ!」

「では、まず初めに火が起こる現象から教えて行くからちゃんとメモを取って予習復習して行くように」

「はいっ!お師匠様っ!」


そして俺は前世の記憶というチートを天才少女へと叩き込んで行くのであった。





「サーシャ、いつになったらこの俺の女になってくれるんだ?」


廊下で歩いているサーシャが目に入ってきたので追いかけてサーシャの肩に手を置いて話しかける。


「は?いつも言っているでしょう。レンブラントより強くなったら考えるって」


しかし、サーシャは俺の手をまるで汚物であるかの様な表情で手で弾くと、よりにも寄ってレンブラントという雑魚に勝ってから考えると言うでは無いか。


「だからそれは高等部最後の大会で俺が勝って今宮廷魔術師としての地位を得ているんじゃないかっ!!」

「だから何遍も言ってるでしょ?試合で勝つ=その者よりも強いとは限らないって。現に貴方レンブラントに手加減されていた事にすら気付いていないじゃ無い。もし最後の一撃をレンブラントが撃ってたら貴方死んでたのよ?良い事?これ以上私に付き纏うなら本気で許さないから。それと、私に話しかけたいのなら私の目の前で試合形式ではなくて殺し合いでレンブラントに勝ってからにして頂戴。それ以外で話しかけて来ても全て無視するから」

「は?オイッ!!ちょっと待てよッ!?オイッ!!サーシャッ!!」


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