ちゃんとやるのは難しい
あらすじ?にも書きましたが、エッセイのような短い文章です。
真面目だと言われたら、ちゃんとやる。
礼儀正しくと言われたら、ちゃんとやる。
結構言われていれば、やろうとするのが僕だった。
「ちゃんとしているね」
そんな言葉を言ってくれる人が、割とだらしがない。
「ちゃんとしなさいよ」
そんな言葉を吐く人が、割と不真面目だったりする。
ちゃんとしてる。
ちゃんとして。
そんな言葉を言われる度に、僕はふと思う。
『ちゃんとしている』って、何ですか?
どこまでできていたら、ちゃんとしていますか?
どこまでだったら、ちゃんとしていないんですか?
僕は聞きたい衝動に駆られることがある。
ちゃんとしているのが曖昧で、
ちゃんとしていることは難しくて、厳しくて、
時折、ちゃんとしていない人が、
無性に羨ましく思うことがある。
もしかしたら、ずっと思っているかもしれない。
ちゃんとして。
そんな言葉が、時折疎ましくて、
時折辛い。
ちゃんとして。
その言葉の意味は曖昧で、
意味がない言葉かもしれないけど、
ちゃんとして。
『ちゃんとする』のは、
僕にとっては、難しい。