速度MAXにしても何も始まりませんでした、以上
>>>突然の爆発<<<
「何事だァ!?」
「死ぬがよい魔王よ!」
「勇者か…よいだろう。我、魔王が直々に…」
「長い!」
「ぎゃー」
ーーーこうして、なんやかんやで魔王は倒され、平和な時が世界に流れたーーー
ーーーfinーーー
………一方その頃街では
「魔王が倒されただと!?我々の仕事が!」
「嘘だろ…明日から何をすれば…」
仕事を失った勇者や護衛者達が発狂して阿鼻叫喚であった。それはこの男鷺 哲也も同じであった。
「…は?俺明日から仕事なくね?」
しかし、彼は他の人々とは違う発想を得ていた。
「せや!俺が魔王になろう。まあ、いけるだろ。」
ーー魔王準備中ーー
「儀式の準備整ったし、いっちょやってみっか。」
>>>二度目の爆発<<<
「いってえなぁ…は?」
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ステータス
攻撃 1
防御 1
速度 MAX
魔力 0
運 51
総合評価 ご愁傷様でした。来世にご期待ください。
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「このクソステータスでどうしろって?…いやまてよ、これ速度的にいろんなもん盗み放題やん。よし魔王への一歩として、金集めるか。」
ーーおっさんコソ泥中ーー
「資金集まってしまった…これはもう、装備揃えて魔王になるしかあるまい。…ん?まてよ、魔力ないから何も始まらなくないか?魔物招来できねぇし。」
・・・
「よし、こうなったらこのまんま引きこもろう」
「すいませーん」
「ん?なんだ。へー自警団?…盗難?いやちょっと何をいってるのかあっちょっ。」
ーーーTHE ENDーーー
虚無