~プロローグ~
~プロローグ~
私は荻山りん。今年で中学二年生になる、普通の女子中学生。
…ではないのだ。
この間の3月9日、3年生の先輩の卒業式の日に、好きな人と自宅で遊んだ…というよりも性行為をしてしまったのだ。
それに、相手には彼女がいるのに、手を出してきたのはあちら側から。押し倒してきたのもあちら側からだ。
「…感じてるの?」私の大事なところを触りながら彼が問う。私はそれに応えるかのように体を拗らせた。そのあとの彼の発言は「挿れていい?」そんな発言に対して、私は「…いいよ」と言ってしまったのだ。
彼の名前は後藤正貴。卓球部で報道委員の2年D組の彼女持ちの言うなればリア充だ。
私はそんな彼と性行為をしてしまったという自覚がまだないのだ。
2回目は春休み、4月3日また私の自宅でした。その時にしたことはとんでもない事だ。
中出しだ。妊娠する可能性もある、中出し。
幸い、妊娠はしていないものの二度とやらないようにしようと2人で誓った。
今回が大丈夫でも、次はどうなるかわからない。だから、誓ったのだ。
次に性行為をする時は私からリードするか、正直迷っている。いつも彼からリードしてくれてるけど、私から攻めた方が良いのかな?でも、彼が変わるのが嫌で…私はこれからも彼にリードし続けてもらうのだろうか?
…まぁ、どちらでも良いか。
彼は彼で気持ち良いと言っていて、私だって気持ち良い。
そんな私はいつからこんなわがままになったかな?
本当に、笑ってしまうほど自分が愚かだということを最近知ってしまった。
なんでもっと早くこうしていなかったのだろう、とか…。
彼との性行為を続けていたら、私はいつかセフレになってしまうのではないか?
彼は私のことが恋愛対象として、彼女よりは下だけれど好きだと、愛していると言ってくれた。
それは偽りで本当はセフレにしか思われていないのではないか?
そんなことを最近考えるようになってしまったのである。
そう、これは私がそんなことを考えるようになってしまった人生の物語…
さぁ、幕が閉じる前に…
私とともに…迷いましょう?
こんばんわ!作者の篠坂梨乃でーす!今回は、カタオモイってなんだっけ?と同じ人物が主役です!
少しネタバレになるかもですが、実はりんちゃん、多重人格者なんですよねぇ~。それで、カタオモイって何だけ?のりんちゃんはわがままなりんちゃん。今回の作品、セフレと友達と恋人の違いとは?のりんちゃんはそんなわがままなりんちゃんを受け入れる、真実のりんちゃんです。
自分が作ったキャラにちゃん付けっておかしいですかね…?w
それでは、また次回の作品でお会いしましょう!