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3/5

喜びの時

「さらに、class5イベントカード見習いの卒業発動。デッキからclass8偉大な魔法使いぺリスをフィールドのぺリスに重ねる。当然ながらアイテムは全て引き継ぐ。そして、デッキからclass9アイテム禁断の書物ネクロノミコンを装備。ネクロノミコンの公開でき、class10広域消滅魔法エクスプロージョンを手札に加える。決闘デュエルフェイズ。ぺリスの全MP20を使いエクスプロージョン発動。相手に30ダメージ」

 

 俺の残りデッキ枚数が9枚になった。古代の盾のお陰でキャラは生存している。

 

「また負けるのか俺は」

 

 半ば諦めていると、セットカードが光だした。

 

(まだ逆転の手は残されている)

 

 カードから声聞こえる。

 

「せっかくのアイテムだって魔法使いが居なくては使えない。誰一人MPを持っていないんだ」

 

(魔法使いはもうデッキに入っていない。だが、方法がまだある。デッキを信じるんだ)

 

「アルス、まだ続けるのか?」

 

「ああ、このまま負けるなんてごめんだからな。俺のターンドロー」

 

 引けたのはclass4の魔法カードだった。やはり無理なのか。

 

(勝ちたいなら僕の言うとおりにしてみて欲しい。まずアルムの効果をつかうんだ。そして遺品の首飾りを装備する)

 

「俺はアルムの効果発動。class1のアイテム遺品の首飾りを装備」

 

(次に、首飾りにロストゾーンの魔法使いシルトを置く)

 

「首飾りの効果で、シルトを置く。これにより、アルムはシルトの名称を得る」

 

(first libraryをシルトとなったアルムに装備)

 

「first libraryを元アルムに装備する」

 

(書物をいま解き放つ。収集)

 

「収集開始」

 

「そういう効果だったのか。私の使った魔法カードの効果がそのカードに記されていく。だが、MP持ちはいない。いたとしてもclass10カードは使えないはず」

 

「それはどうかな」

(それはどうかな)

 

「classなんか関係ない。アイテムに効果その物がかかれているからな。決闘(デュエル)フェイズ。first libraryの能力は収集すること」

 

(記録(レコード)は力なり)


「自分のロストゾーンのカードがシルトのMPとなる。放てエクスプロージョン」

 

「甘い、class10防壁魔法クリスタルゾーン。エクスプロージョンは無効」

 

(ロストゾーンがそのままMPになる。つまり、無くならない。好きなだけ打てる)

 

「もう一度エクスプロージョン」

 

「残りデッキはもうない」

 

「知ってる。キャラでしかとどめをさせれないんだろ。ゴラインで攻撃」

 

「私の負けか」

 

やったぞ。勝てた。復帰して初めて勝利できた。圧倒的満足感に満たされる。


(僕のおかげだね)


今さらだが、いっておきたいことがある。


「誰だ? お前」

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