喜びの時
「さらに、class5イベントカード見習いの卒業発動。デッキからclass8偉大な魔法使いぺリスをフィールドのぺリスに重ねる。当然ながらアイテムは全て引き継ぐ。そして、デッキからclass9アイテム禁断の書物ネクロノミコンを装備。ネクロノミコンの公開でき、class10広域消滅魔法エクスプロージョンを手札に加える。決闘フェイズ。ぺリスの全MP20を使いエクスプロージョン発動。相手に30ダメージ」
俺の残りデッキ枚数が9枚になった。古代の盾のお陰でキャラは生存している。
「また負けるのか俺は」
半ば諦めていると、セットカードが光だした。
(まだ逆転の手は残されている)
カードから声聞こえる。
「せっかくのアイテムだって魔法使いが居なくては使えない。誰一人MPを持っていないんだ」
(魔法使いはもうデッキに入っていない。だが、方法がまだある。デッキを信じるんだ)
「アルス、まだ続けるのか?」
「ああ、このまま負けるなんてごめんだからな。俺のターンドロー」
引けたのはclass4の魔法カードだった。やはり無理なのか。
(勝ちたいなら僕の言うとおりにしてみて欲しい。まずアルムの効果をつかうんだ。そして遺品の首飾りを装備する)
「俺はアルムの効果発動。class1のアイテム遺品の首飾りを装備」
(次に、首飾りにロストゾーンの魔法使いシルトを置く)
「首飾りの効果で、シルトを置く。これにより、アルムはシルトの名称を得る」
(first libraryをシルトとなったアルムに装備)
「first libraryを元アルムに装備する」
(書物をいま解き放つ。収集)
「収集開始」
「そういう効果だったのか。私の使った魔法カードの効果がそのカードに記されていく。だが、MP持ちはいない。いたとしてもclass10カードは使えないはず」
「それはどうかな」
(それはどうかな)
「classなんか関係ない。アイテムに効果その物がかかれているからな。決闘フェイズ。first libraryの能力は収集すること」
(記録は力なり)
「自分のロストゾーンのカードがシルトのMPとなる。放てエクスプロージョン」
「甘い、class10防壁魔法クリスタルゾーン。エクスプロージョンは無効」
(ロストゾーンがそのままMPになる。つまり、無くならない。好きなだけ打てる)
「もう一度エクスプロージョン」
「残りデッキはもうない」
「知ってる。キャラでしかとどめをさせれないんだろ。ゴラインで攻撃」
「私の負けか」
やったぞ。勝てた。復帰して初めて勝利できた。圧倒的満足感に満たされる。
(僕のおかげだね)
今さらだが、いっておきたいことがある。
「誰だ? お前」