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決闘(デュエル)フェイズ

「そして決闘デュエルフェイズ突入といこうか。ぺリスのMPは10だから魔法を使えるのは1回が限度だ。しかし、魔力ジェネレータによって回復できるので気兼ねなく魔法が使える。MPを10消費して手札のclass1魔法カード発動。プラズマショック。公開により相手に3ダメージ」

 

 このゲームはデッキ=HPとなっており、俺はセット1枚+初期手札5枚+ドロー1枚+サーチ1+今回の3ダメージを初期デッキ枚数50枚から減らした39枚が俺のHPとなった。

 正直言って一度不利になったら挽回は不可能と思われるかも知れないが、ダメージを一回受ける度に、classが上がっていくのだ。

 つまり、class3使用可能状態になるのだ

 

「さあ、アルスの番だ」


 アランの手札は3枚。

  

「ドロー」

 

 俺の使ってるデッキはハイランダーだから決まった動きかたと言うものが存在しない。利点は、動かしかたと呼べるのがないので弱点が少ないこと。

 欠点は、その場で考えなくてはならないことだ。

 

「セッティングフェイズ。カタパルトを解放。相手に6ダメージ」

 

「受けよう」

 

「カタパルトは使用後ロストエリアに送られる」

  

 ロストエリアは、使用済みのカードや、破壊されたカード、そしてダメージが置かれる場所の事だ。基本的にロストエリアに置かれたカードはゲーム中は再び使う事が出来ない。だから、このゲームは何度でも使えるアイテムの活用が重要視される。一部カタパルトのような例外もあるが、そんなアイテムは全てに装備条件がつけられている。因みに、俺の使ったカタパルトは、"タイプ 古代"のキャラにしか装備できない。

 

「そして、class3の辺境の守護者ゴラインをサモン。class1の古代の盾を装備。

 そして決闘デュエル)フェイズ。アルムでぺリスに攻撃」

 

 プレイヤーに攻撃するか、キャラに攻撃するかは自由に決められる。


「アルムのアタック値は3。対するぺリスのアタック値は1。アルムの勝ちだ」

 

 アタック値が高い方が勝ち、負けたキャラは装備ごとロストエリアに送られる。まあ、実際はそう上手くはいかない。

 

「class3魔法転移発動。ぺリスと装備を全て手札に戻す。攻撃対象消失により、ダイレクトアタックに変更される」

  

 見事なエスケープだ。カードを守りつつ自分のclassを上げようとするとはな。流石は開発者だ。これでアランはclass5のカードが使える。

 アランの手札は6枚。残りデッキ34枚。

 

「くっ……ターンエンドだ」

 

「そろそろそのセットアイテムを使ったらどうだ? first library何だろそれ」

 

 俺だって早く使いたいのだが、運悪くて、first libraryの装備対象の魔法使いが引けない。要するに事故ってる。

 

「何も言わないようだな。

 ドロー。

 セッティングフェイズ。先程戻したカードを同じように場に出す」

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