表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/14

満朝警備保障の艦艇

山口多聞様主催の

架空戦記創作大会2016秋

参加作品

2014年8月15日

満州共和国南浦港

満朝警備保障平壌支社南浦港営業所の船ドッグ

そこに初代満州共和国大統領 現満朝警備保障の会長の柊と

南浦港営業所に配属になった1人の警備員がいた

「これが、中型武装警備艇釜山」

(どっからどうみても、フリゲートだろ)

「こっちが警備潜水艇ポルス」

(あくまで、潜水艇ね、潜水艦だと思うが)

「これが小型武装警備艇高西、そっちが高東」

(どうみても駆逐艦、いや水雷艇です。ありがとうございました)

「そして、これが、ヘリ搭載型警備艇仁川」

(それは無茶ありすぎ、どう考えても、ヘリ空母だろ)

「っで、こっちが、航空機着陸式輸送警備艇」

「柊会長、これ、完全な空母でしょ」

「やっぱり、航空機着陸式輸送警備艇じゃ無理あるか」

「無理どころか、小型武装警備艇2隻を除けば、明らかに艇じゃなくて艦でしょ」

「いくらの寿司食いたいの」

「それは軍艦巻きでしょ」

「だって、民間武装警備会社なんだからさぁ」

「フリゲート艦や潜水艦、ヘリ空母に、事実上の空母、どうやって仕入れたんですか」

「潜水艦はロシアと関係が良かった頃に貰って、フリゲート艦と航空機着陸式輸送警備艇は、日本でスクラップ処分する奴を、石油で買い取って、ヘリ空母は、フランスに金払った」

「資金源は」

「私の財布から」

「これじゃあ、民間海軍ですよこれじゃ」

「海賊対策にはいいだろ」

「いや、いいとかそういう話じゃ、ってよくよくみれば、あの事実上の空母、あれってよくよくみれば、この前、満州共和国が購入した済州じゃないですか」

「ああ、よくわかったね」

「わかったねじゃありませんよ、満州共和国海軍の空母がないことに」

「君、民間登用組だから知らないだろう。実は、満州共和国海軍は米国から、ガスタービン式空母を格安で売ってもらったんだよ」

「アメリカから」

「ああ、まぁ、正確には日本に売った原子力空母を返却されてガスタービン式空母にしたと言う」

「日本で蒼龍と言われてた」

「うん」

「と言うより、分かり難いですよね」

「うん、私以外、理解できている人は、多分10人いるかどうか怪しいからな」

「そうですか」

その時、一人の営業が来た

「会長」

「んっ、どうかしたのか」

「我が満朝海上警備の初仕事です」

「そうか、依頼したのは」

「中華連邦です。中東から石油タンカーの護衛任務をお願いしてほしいと」

「そうか、じゃあ編成頼むぞ」

「了解、民間警備艇で艦隊を組んで見せますよ」

「君、警備艇で艦隊じゃないだろ」

「あっ」

柊の注意に、営業は気づいた。

そして柊はこういった

「警備艇で護衛編隊だ」

「申し訳ありませんでした」

(正直、この会社の将来が心配だ)

「新人、この会社は、軍のあり方を変えるきっかけになる、君にも期待してるよ」

新人の不安をよそに、民間護衛艇隊は出動任務に入っていった

終わり

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ