平和統一
2001年7月10日
蝦夷人民共和国 伊達首相は
人民議会にある特例措置法を提出した
それは、全管区陸軍の指揮権を人民議会が保持し
管区長権限の縮小を打ったのだ
蝦夷人民憲法では、蝦夷人民陸軍は
渡島、首都、苫小牧、道東、千島、道北、樺太の7管区に14師団存在し
各管区2師団を保有している
それらは、65年から36年間、陸軍の不祥事を管区長責任とした、人民議会の放漫だった
だが、統一を気に、反対する管区長の暴走を阻止するため、統帥権を議会に戻すことにした
議会は、賛成過半数で
見事に通った
首都管区長、苫小牧管区長、道北管区長、道東管区長がクーデター計画は、指揮系統の変更で
混乱を招き、クーデターは失敗
4人は、その後、国家反逆罪で逮捕起訴されるが
道北管区長は、執行猶予4年がつき
首都管区長も、本土(北海道内)での10年間出入り禁止を条件に執行猶予10年
どちらも執行猶予がついた
一方、道東管区長は中東のテロ組織と手を組んでいたことが災いし
懲役35年 執行猶予抜きとされた
苫小牧管区長は、南日本政府への攻撃計画で、統一後、追起訴され
懲役40年を言い渡された
二人には死刑も検討されたが、懲役刑にされた
道北管区長は、その後、ロシアに渡航
旧ソ連時代の友人(軍人)などを抱き込み、極東革命を引き起こした
朝鮮、満州、極東ロシアを一気に武力占領(一部は騙したり抱き込んだ)し
2008年に極東連邦共和国を建国
日米と国交を結んだ
むろん、それをロシアと中国が許すわけもなく
極東大戦が勃発
しかし、ロシアの体力は弱く
中国も体力不足で
中華人民共和国は、南から中華民国、東から日本、北から極東連邦に攻撃され
満州を除き、全て中華民国の占領統治下になり
中国大陸は、民主国家になったのだった
ロシアは、太平洋側への制海権を喪失し、更に弱体化していく中
2016年11月
暴言王で有名な、ジョーカーがアメリカ大統領に就任
翌年には、在日米軍を含めた、極東軍の大撤退命令を発表
だが、佐世保と横須賀、ウラジオストクに関しては極東連邦と日本に基地負担金を負担させることで、駐留続行
沖縄から次々と米軍が撤退していき
土地の所有者だったものや、治安を気にする者達から喜ばれ
米軍相手に商売していた、飲食店と娯楽店は悲しみに暮れた
米軍のアジア撤退は、世界を揺るがせたが
日本がそのぶん台頭
してきたことにより、アジアは100年の平和をもたらしたのだった
終わり
次回は、少し趣向を変え
東陸道の一部自治体の
都市開発記を予定




