極東争乱
1978年4月16日
「蝦夷人民共和国は、函館会議を破棄した日本に対して宣戦布告を発令する」
極東戦争が勃発した瞬間だった
先月26日に起きた
日本国の千葉県にある新東京国際空港(別名 成田国際空港)が、開港前に地元農民と蝦夷人民共和国工作員等に占領される事件が起きた
日本政府は、事件発生の4日後の30日に
陸上防衛隊を突入させ鎮圧
多数の負傷者を出す。大事件となり
蝦夷人民共和国と日本の関係は最悪の状態に陥った
その結果、戦争に発展してしまった
戦争は、朝鮮にも影響を与え
4月17日
朝鮮人民共和国、高麗民国に宣戦布告
5月15日
EATO連合軍、函館、森、江差上陸
渡島管区長、自決
函館を拠点に、陸空軍の前線基地になった
6月15日
朝鮮人民共和国、釜山を除く半島全土を占領
7月15日
高米連合軍が仁川沖合で、朝鮮人民海軍と交戦
朝鮮人民共和国は、第二次仁川上陸作戦と予測し、阻止しようとしたが
翌々日に、元山に日本海機動部隊に護衛された、高麗民国軍とフィリピン軍が上陸
朝鮮北東部を制圧し
ソ連の援軍を防いだ
無論、ソ連も朝鮮への援軍は出そうとしてたが
蝦夷戦線への援軍計画や、アフガニスタンへの後方支援準備で、手を焼いていたため
援軍抽出は不可能だった
その結果、中華人民共和国が義勇軍を出すが、それを狙うように
中華民国が大陸奪還の名の下に大上陸作戦を敢行
これにより
極東大戦に発展した
EATOは連携できなくなり、朝鮮で大敗退し、
8月6日には、釜山を喪失 政府は済州島に避難した
一方、日本は、5日に札幌を制圧
蝦夷人民政府は、稚内に政府機能を避難した
中国大陸では、中華民国が南部を着々と制圧かに置いた
8月9日
ソ連、対日宣戦布告警告
15日までに、北海道外に撤退しない場合は、核戦力行使も辞さないと通告
11日
日本政府、北海道から防衛隊退去命令を発表
EATO各国も北海道から中国大陸に移動
15日
日蝦停戦協定発効
4月15日以前の領土を維持を条件に
賠償金請求はせず
双方の内閣が議会を解散し
総選挙を行った
日本では、平和主義の民主共和党が政権を獲得
蝦夷では、新総理に、統一派ではないが親日家である議員が総理になった
中国では、黄河以南を中華民国が奪回
中華人民共和国は、黄河以南を失い、徐々に弱体かが進んだ
朝鮮半島は、高麗民国が半島を失い、済州島に亡命したという結末だった
その
十数年後
ソ連崩壊
蝦夷人民共和国は、大改革を強行
民主化改革を行い
日本との統一を打診
日本政府は2000年2月11日に統一と打診
両国は、2000年に晴れて統一
朝鮮では、革命が勃発
5年間無政府状態の後に
中華人民共和国が併合した
その中華人民共和国も満州と北京周辺以外を喪失しており
弱体化していたのだった
日本、アメリカ、ロシアの関係は結構揺らぎつつある
終わり
