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ボクらの日常  作者: 琥珀
1/3

ep1入学

「お、タコはっけ〜ん」

今日も元気だなぁ〜

「さあ、今日は何にしようか?」

嬉しそうだねぇ〜

「逃げても無駄だよ〜」

楽しそうだねぇ〜

「もう諦めたら?その方が楽だよ」

諦める、かぁ〜

「やっぱり今回はこれじゃないかなぁ〜」

どれでしょうねぇ〜

全員の持っている『服』は、どれも『制服』と呼べるものだった。

セーラー服、カーディガン、巫女服、ナース、メイド服それぞれどれもかわいいです。

おかしいのは着せる相手と今の状況である。

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーー」

着せる相手は.....................ぼくだ


季節は春。

新しい事が始まる季節。

そう、始まってしまったのだ


話は遡ること一ヶ月前

この高校は部活は必ず入らなければならないので部活紹介を聞いてた。

部活の種類は色々あった

メジャーな野球部やサッカー部ものもあればあそ部や空を飛部などわけの分からないものもあった

人数さえ居ればどんな部活でも作っていいそうだ

しかし気になる部活は無くてゆっくり考える事にした

それから2、3日経って帰り際に先生に呼び出された

「おい赤坂、うちのクラスでお前だけ部活決めてないぞ」

「特にこれといった物が無かったんで考え中なんです」

「ん〜、そうか」

「それに、あんまり先輩と関わりたくないんです」

「........ん〜、先輩と関わらない、かぁ〜........!そーだ」

急に何かひらめいたっぽい

「赤坂、ここなんかどうだ?」

そう言って出したプリントは『新規部活動申請書』だった。

「人数は規定に1人足りなくてな、1年生だけなんだ」

「あんまり人と話したく無いんですけど....」

「たぶん大丈夫だ、ここは活動場所が被服室だ、名前も『自分の作りたい服を作る会』だからな、人と話すなんて殆どないと思うぞ」

その後、何だか分からない書類に名前を書いてから教室を出た

それから先生の言葉に乗せられて被服室へ見学に行ってみることにした


被服室は特別棟の4階にある

興味本位で来たが...

「誰も居ないんじゃない?」

物音がせず、ドアのガラス越しに見ても人の姿は無かった

「休み?」

そんなことを思いながらドアに手を掛けた

ガラガラガラッ

開いてた

家に帰っても暇なので少しゆっくりすることにした

活動も見たいし

きょろきょろ

窓の近くまで行くととても日差しが気持ちよかった

「誰か来るまで座ってよ」

椅子に座るとさらに日差しが気持ちよかった

「あったか〜い........ふぁ〜......眠くなってきた」

......ウトウト............ウトウト..........


「........っと..........ってば」

遠くから声がする

「....ょっと......ねえってば.....」

肩を揺すられていた

どうやら寝てたらしい

「ふぁ〜あ」

「お、やっと起きた」

声のする方、つまり後ろを向くと

「や、おはよう」

闇色の髪の毛の人がいた

「みんな、やっと起きたよ」

後ろに向かって声をかけた

そのまま視線を奥に移s

「へ〜、ここに来たってことは」

「まあ、入部希望者ということかな?」

「ということは.......」

「部活として承認してもらえる!?」

女生徒が3人いた

「とりあえずもてなしたほうが.....」

そう言って3人ともこちら側に集まって来た

「えっと、きみ、名前は?」

「..........女の子しかいな、い」

「しゅ〜ご〜!」

「!?」

集まったと思ったら、急に入口の方に集まり直していた。

一人を除いて

「まあ、気にしなくても大丈夫だよ。

で、名前は?」


「あの子、......しようか?」

「そうだねぇ、ここ..........は」

「うん、........だからね、とりあえず.........来るの.........か」

こく

「お〜いあやや〜ん、ちょっと来て」

あややんは、2、3度入部希望者?と話してからこちらに来た

「ん?なんだい?」

何も分かっていないらしいので今話していた内容を伝えた

「まあ、そうだけど、大丈夫だと思うよ」

「何で?試してみないと分からないじゃん」

「ん〜なんて言うか......勘?かな」

「そんなんで大丈夫なら今頃もっと部員多いからー」

「それに、多分だけど気に入るよ、みんな」


「あやや〜ん、ちょっと来て」

あややんと呼ばれた女生徒は一度そちらを振り返り

「話がまとまったのかな?」

「?話って何のですか?」

「気にしなくていいよ、こっちの話だから。

そんなわけでちょっと席を外すね」

そう言ってあややん?は行ってしまった

それから数分間とても暇を持て余している聞き耳を立てても聞こえてくるのは

「.........ど、だいじょう......よ」

「そんなんで..........なら........から」

よく聞こえない

急に入口が開き、また1人女生徒が入ってきt

「今日はこれなんてどうかな?」

持っていたのはレースクィーンの服だった。パラソルもあった

「さ〜て、今日はだれ.........に?」

バッチリ目があった

「ね〜ね〜、あの子....だれ?」

女生徒の集まりに声をかけた

「えっと、その子は多分....」

「あの、見学に来たんです」

今の発言で確信したのか他の3人の顔が明るくなった

「ふ〜ん.....きみ、名前は?」

「あ、はい赤坂 大樹.....です」

「!?入部するの?」

「活動内容を見てから決めるつもり.....です」

「内容は知ってんの?」

「まあ、服を作るって聞いてます」

「「!?」」

ん、何だろう何か間違えたかな?

「......ん〜....活動内容は知っている..」

何か考え込んでしまった

「...これ......か」

「何か言いました?」

「いや、気にしなくていいよ、とりあえずゆっくりしてくといい。

とりあえずお茶でも出そう、そ〜だなぁ〜アオさんお茶出したげて」

「うん、オッケ〜ちょっと待ってね」

そう言って立ち上がったのは紺色の髪色の女の子だった

「ま、活動内容は待ってれば分かるから」

そう言ってあややん?が横にすわった。

それを合図にしてか、全員近くの椅子に座った


しばらくすると準備室の方から

「お〜またせぃ」

メイド服姿のアオさん?が出てきた

「まあ、お茶でも飲みなよ、今回はアッサムにしてみたよ〜」

紅茶のようだ

「それじゃ、アオさんが注いでいる間に自己紹介でもしますか。

まず、うちは奈良 奈々子だよ。よろしく」

まず、右正面に座った茶髪の女の子が自己紹介をした

「わたしは、小上 彩香です。好きな様に呼んでいいよ」

「あたしは、三塚 まどかよろしくね」

「......あ、おれか?おれは、涼平 沙也加だ。仲良くしような」

「よしと、注ぎ終わったし、わたしの番か、わたしは、有働 葵。みんなみたくアオさんでいいよ」

みんな順番に自己紹介をした

「さて、じゃあ」

そう言って、カップを持って立ち上がったので同じ動きをした

「大樹さんの入部祝いという事にして....かんぱ〜い」

みんな紅茶を飲み始めた

「......紅茶って飲まないのでよくわからないですけど、美味しいですね」


その後は、ただ紅茶を飲んで雑談をしているだけだった

「ところで、活動って何やってるんです?」

「...今の状況が活動かな〜」

「そうだね、『今日』はこれが活動だね」

「今日を強調したあたりがすごく気になるんですけど.....他の日はn」

「あー!」「わー!」

「.........」

「.........」

「何を」

「わー!」

何故か隠そうとしている?

周りを見回す

1人を除いてみんな顔が怖かった

とりあえず怖くない人に聞いて見ることにした

「あの〜なんでみなさん言葉を遮るんです?」

「ん?」

隣にいる彩香さんに聞いてた

彩香さんは実に嬉しそうに紅茶を飲んでいた

「ん〜とねぇ〜聞かれたくないからじゃないかな」

「ちょ、あややん!」

「大丈夫、ちゃんと隠すから」

何を?

「まあ、すべては言えないけど活動内容は『楽しむこと』って感じかな。

まあ、もう暗くなってきたし」

外を見ると.....真っ暗

時計を見ると.....18時20分

「そ、そうだな、もう暗くなってるし解散するか」

「ええ〜、まだあたしまだみんなのコフッ」「さ、もう帰るよ〜あややん片付け手伝って」

「はいは〜い」

そんなわけで、解散することになった


「それじゃ、大樹さん明日も待っていますから」

校門を出て彩香さんは言った

そのまま、1人寂しく帰った

「なんか楽しかったな〜、でも、何を隠そうとしてたんだろう?」

初めての作品なのであまり期待せずに読んでもらえると嬉しいです


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