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刹那の記憶  作者: りりぃ
第1章 始まり
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おさななじみ。

 いつも通りの朝の喧騒(けんそう)、友達との会話

 私はこれが好きだ。いつもの幼馴染にあたる2人との登校。

(れい)、おはよう」

ふわふわとした声で私の幼馴染の一人である伊邪那花織(いざなみかおり)が家に迎えにきた。

「おはよう、(なお)を迎えに行きましょ。」


尚も幼馴染の一人で神武尚(じんむなお)という。


「うん、ちゃんと起きて仕度できてるかな?」


少し期待しているのか楽しそうな様子の花織とは違い、私は何時(いつ)ものパターンを思い浮かべ 気が滅入っていた。


「うーん、どうかな 多分できてないと思うけどね。」


いつもたくさんのバリエーションで尚はお出迎えしてくれる。

昨日は部屋の中まで迎えに行ったところ、部屋は物で溢れかえり 尚は埋れてなかなか助け出すのに苦労した。

花織は今日は何が起こるのだろうとわくわくしているのだろう。


「ふふ、そうね。」


数分で尚の家に着く。

ガチャッ

すごい勢いでドアが開いたかと思うと尚が出てきた。


「どうだ!!俺だって仕度ぐらいできるんだぜ」


制服はよれよれ、ネクタイが見当たらない。

なるほど、今日はこうきたか…

だが残念なことにやっぱり完璧ではなかった。


「尚、ネクタイが無いわよ。」

花織は唖然(あぜん)として尚を見ていた。


「げっ!!どこにしまったかな?」


私達は(あき)れてなにも言葉が出なかった。

今回も時間がかかりそうである。



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