AIと遊び始める
とある晩飯時。
耳寂しさを補うためにニュース番組を流していた私の母がつぶやいた。
「そう言えばお米の価格が5kg五千円を超えたらしいよ。どんどん高くなるね」
食卓に並んだカイワレのプレスハム巻をつまみながら、私はありきたりな回答を返す。
「へー。今そんなに高いんだ。農家さんから直接買ったら安いのかな?」
特に考えなくそのように返した私の脳裏に、昔何かの番組や掲示板でちらっと見た単語がよぎる
(米と言えば、人類が稲に家畜化されたって言う説を何かで見たな。ちょうど今暇だし、この件、chatGPTに調べてもらうか)
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----私----
「Hay chatGPT!
稲が人間を家畜化しているという論があります。
Web検索で情報を収集し、検討した結果を教えてください。
そしてその結果、及びそこから派生する話題について、私と議論してください。」
----chatGPT----
「稲が人間を家畜化している」という主張は、ユヴァル・ノア・ハラリの著書『サピエンス全史』において提起されたものであり、農耕の開始が人類の生活様式や社会構造に大きな変化をもたらしたことを示唆しています。
『稲による「人間の家畜化」論の概要』
ハラリは、農耕の開始、特に稲や小麦の栽培が、人類にとっての進歩ではなく、むしろ人間がこれらの作物に「家畜化」されたと主張しています。彼によれば、農耕は人類に安定した食料供給をもたらした一方で、労働時間の増加、栄養の偏り、感染症の拡大、社会的不平等の増大など、多くの負の側面をもたらしました。この視点では、人間が作物を栽培するのではなく、作物が人間を利用して自身の繁栄を図ったと捉えられます。
『自己家畜化と人類の進化』
関連する概念として「自己家畜化」があります。
これは、人間が自らの行動や社会構造を変化させることで、より協調的で社会的な性質を獲得していった過程を指します。
進化人類学者のブライアン・ヘアとヴァネッサ・ウッズは、著書『ヒトは〈家畜化〉して進化した』において、自己家畜化が人類の進化において重要な役割を果たしたと述べています。彼らは、自己家畜化が人間の協調性や社会性を高め、文明の発展を促進したと主張しています。
『稲作と人類の相互関係』
稲作の開始は、人類の生活様式に大きな変化をもたらしました。
定住生活の始まり、人口の増加、社会構造の複雑化などが挙げられます。
一方で、稲作は人間にとっての労働負担の増加や、栄養の偏り、感染症の拡大などの問題も引き起こしました。
このように、稲作は人類に恩恵をもたらす一方で、さまざまな制約や問題ももたらしたと考えられます。
『議論のポイント』
このテーマについて、以下のような視点から議論を進めることができます:
・比喩としての「家畜化」:「稲が人間を家畜化した」という表現は、比喩的なものであり、農耕の開始が人類に与えた影響を強調するためのものと捉えることができます。
・農耕の功罪:農耕は人類に安定した食料供給をもたらしましたが、一方で労働負担の増加や社会的不平等の拡大などの問題も引き起こしました。
・自己家畜化と社会性:自己家畜化の概念は、人類が協調性や社会性を高めることで文明を発展させたことを示しています。
これらの視点を踏まえて、さらに深い議論を進めていくことができます。どの点についてさらに掘り下げて考察したいか、お知らせください。
----私----
なるほど。やるじゃないかchatGPT。
確かに稲の為に人間がいるのか、人間の為に稲がいるのか今は解らんくらいだからな。
しかし、家畜化という字面は結構な場合に於いてマイナスイメージになってる気がする。
反面、人類の稲作進出を自己家畜化と考えると、家畜化という概念そのものを感情的な理由で悪し様に解釈するのは論理的でなく、議論に於いて不適切な気もする。
そう考えると、人間のもつ一般的なイメージそのものが、議論にとって害悪であるという結論もあり得るか?
次はその観点から議論を投げかけてみるか。
「一般論として、家畜化は悪いイメージを生み出しやすいと考えられます。
反面あなたが調べてくれた自己家畜化のように、生物の発展として見た場合、家畜化は良い結果をもたらす面もあります。
これは人間のイメージが論理的でなく、議論において人間の一般論的なイメージが害悪である傍証になりませんか?」