独立
奴からの報告書を読んだか、これは誠な事なのか?しかしな・・
「農業大臣、資料には目を通しておるよな?」
「はい。勿論ですが・・」
「同じ事を考えておるか?」
「はい。しかしこのジャガイモは、正式に輸入依頼が来ており、あちらでも食用と栽培を行う様です。後は、梅もレシピに添って只今作成中ですこちらは、何故か最優先で依頼が・・」
「では、我々が毒イモと呼んでるジャガイモを食べてみるか。茹でるだけだ直ぐに出来るだろ」
「はぁ。。解りました」
「お主も我と食べるぞ」
「お待たせ致しました。皮を剥いて、芽の部分は避けてお食べ下さい」
やはり最初は、抵抗があるな。。。大臣に先に食べろとも言えんし。。。よし!
「美味い!!これは、美味いぞ!!」
「誠ですか?」
「お主も食べてみよ」
「これは、さつまいもとは、違いますが塩を振ると尚更ですな」
「直ちに他のレシピを再現しろ!!」
「コロッケ、フライドポテト、ポテトチップ、茹でて潰した物にマヨを混ぜた物です」
「どれも美味かったな!大臣!」
「はい!早速こちらも栽培の準備を致します!」
「それと、レシピを皆に公開しろ!」
「はい!」
この領地は、素晴らしい!!!これが帝国領では無く、独立してればもっと良いんだけどなー。。。
鉄の箱も動くのもめちゃ驚いた。説明を聞いたが何言ってるのか全く解らん。。。
ここに住みたいーい!食べ物も美味いしー!
「シスター。わざわざありがとうな」
「いえいえ。これも私の仕事ですから」
「子供たちは、皆元気にやっておるか?」
「はい!生き生きと!暴れてますわ笑」
「それなら良い事よ」
「では」
遂に始まりそうだな。帝都のシスター報告だと、兵を集め東に向かいそうだと。
東だと、海沿いなら商業連合。内陸ならムカン国だな。恐らくは、ムカン方面だろ。帝国は、海は余り強く無いからな。ムカンを抑えて、そのまま南にか。陸戦で勝つつもりかな。親父殿に話さんとな
「遂にですか?」
「ああ、中央領がどう動くかは、動いて見ないと解らん」
「問題は、勝った後ですかね?」
「ふぁははは。言うな〜」
「さくらとさとるがまさか戦車造ってるとは思いませんでしたよ」
「確かにな。負けはせんよ。親父殿も言った様に、後の事よ」
「中央領を統治するには、我が領では、重すぎる。しかし攻めて来られて、追い払ったとして、後はそのままともいかない」
「そこが悩みどこよ。領地拡大は誰も望んでおらんしなー」
「北にっても思いましたか、他国ですし南は、同じ帝国内」
「どちらに任す訳にも行かずだな〜」
「更に言えば、我々が勝っても帝国にも目を付けられると!」
「だなー。どの道、怨まれる」
「思い切って、独立しますか?」
「!?ほぉほぉー。本気か?」
「別に力を手に入れたからって訳ではないですが、正直帝国に恩も有りませんし、お金を取られてるだけで、帝国は何もして貰ってませんし」
「それならば!!!策を練るか。任せとけ」
「宜しく頼みます!」




