驚き
「ハァハァ・・」
「どうしたの?あなた?」
「悪いが食事を30人分を・・あのサービ国の・・森を切り開く場所へ運んでくれ・・」
「随分と突然ね、ひょっとしてもう来たの?」
「あ、あ。その前は、ラーライの領主と会ってた」
「随分と忙しい事で!食事は、任せてね!」
次はこっちの職人を集めないと。。。
「隊長!率直な意見を話せ!」
「はい。正直、驚いたって言う事です。まずあの山をくり抜くとは。。それに村の様子です。流石に遠すぎて、はっきりした事は言えませんが、見た事も無い建物がかなりの数、立ち並んでました。また、あの水を通す橋。あれもそばで見たらかなりの大きさのはず
。あれを建築出来るとは、かなりの技術です!」
「私も驚いた!このマスクとやらも恐らく、何らかの技術が詰まってるはず。しかもそれを簡単に、私に下さった。それに・・」
「それに?」
「いや。何でもない」
安心したぞ!兎族。マスクとヘルメットとやらで、隊長は気づかなかったが。
のぶの所に居たか!報を聞いた時、馬鹿な事をと思ったが。恐らくのぶが何らかの方法で、救出したのか。やってくれたなのぶ!!笑いが止まらんぞ。
「隊長、このマスクとやらを技術部に渡してくれ」
「解りました」
「なに?再現は、難しい?」
「はい。このマクスですが見た目は、竹と木、紐で作られていますが。この左右に付いてる竹ですが本体から外すのにも苦労しました。片方は壊してしまいましたが。。」
「それは、良い。続けろ」
「はい。壊してしまったお陰で構造が解りました。両方に溝を掘り、回す事によって噛み込みます。それによって竹を簡単に交換する事が出来ます」
「この竹の中身は、薄手の紙らしき物が何重に折り重なっておりまして、これは恐らく空気を濾してますので、新鮮な空気を吸う事が出来ます」
「簡単に外せるという事は、こちらの竹の中の紙らしき物は使い捨てと推測致します」
「そうか。それを見てどう思った?」
「素晴らしい技術です。技術部としては、このマスクなる物を作った国と交流進めるべきです」
「解った。下がって良いぞ」
「はい」
のぶよ。お前は何を手に入れた?謎ばかりだ。




