魔法っぽいです
「うわー」若い職人が叫ぶ。
どうした?ガイが慌てて声を掛けてる。
「光が」
「え!?え!?」私は目を瞑っていたので気が付かなかった
「姫の手のひらから光が」
「え!?」
手を見てみると、先程の鉄鉱石がかなり小さくなり、鉄の塊となっていた。
ガイが首を傾げながら
「姫、初の魔法。おめでとう御座います」
魔法!?どーゆーことよ!?
「私も詳しく魔法の理は、理解しておりませんが初めて魔法が発動する時、強い光が発すると話に聞いた事があります」
「そうなの?」
「はい」
実際に見た事はありませぬが。。恐らく魔法だと思います。魔法の理が理解できればその後、確実に魔法が使えるとの事です。逆に理が理解出来なければ、一度だけの魔法が使えたとなるのです。
「そうなんだ。理が理解出来る様に考えるわ」
「そうですなー」
「この領地に魔法が使える人はいるの?」
「いえ。今はおりませぬ」
「今は?」
「はい」
「昔は居たの?」
「はい!姫のひいお爺様にたある、初代当主様であります」
「えー。どんな魔法を?」
「火魔法でございます」
「火魔法!?」
ガイの話では、初代は元は傭兵。各戦線で活躍し、帝国王から爵位とこの領地を与えられこの地に移り住み、開拓と村を作ったとの事。
「そんなに強かったの?」
「それはそれは!あの姿は、今でも思い出しますぞ」
「え!?ガイは今何歳なの?」
「私ですか?350歳になりますが」
「えーーー」




