悪戯
その頃、帝都では大騒ぎになっていた。
ふぁ〜。眠いわね。しかし何か煙いわね。近くで火事でもあったのかしらね。
「ルルカ様ー。大変です!」
「何よ。近くで火事でもあったの?」
「いえ。兎族の地域で反乱があった模様」
「はぁ?アンタらがまた、弾圧したんじゃないの?」
「いえ。それが良く解らないのです」
「??どうゆう事よ?」
「深夜に掛けて、炎が見えるとの事で、伝令を出したのですが、警備軍全滅、炎が激しく村に近づけ無いそうです」
「は?」
「なので、ルルカ様に空から偵察をお願いしたいとの事です」
「はぁっ!!私を中枢から外して、困った時だけ助けてですって?」
「いや。その」
「そうね。ごめんなさいね。貴方に言っても仕方ないわね。他に誰か向かってるの?」
「はい。20名の偵察隊が向かった模様で恐らく今頃には、着いてると思うのですが」
「解ったわ。私もひとっ飛び言って来る」
「お願い致します」
どう言う事かしら、あの子達には暫く大人しくしてる様に話したんだけど。警備軍が勝手に暴れた?いや。収穫前の大事な時期だし。全滅って。。
かなり煙いわねまだ火が消えてない?良く見えないけど、小麦は焼け野原ね。小麦が全滅って事かし・・ん???警備軍の亡骸がこんなに!??
何があった!?あれは?
「貴方、偵察隊ね!」
「はっ。これはルルカ様」
「一体何があったの?」
「それが、ここの駐屯兵は全滅で何が何やら。今他の者に偵察に当たらせて居るのですが」
兎族の亡骸は、ない様ね。まさか火をつけて、この厄介な森を抜けた?それか海?いやどっちも危険が多すぎる。大人は兎も角、そんな危険は起こさないんだけど。
「村方面、偵察戻りました!」
「報告!兎族は、見当たりません!全ての家屋焼失」
「次!」
「報告!小麦畑、全て焼失。まだ火が着いております」
「大変です!」
「何だ?」
「海岸に、船と思われる破損した木材多数と破れた衣服が発見!海に逃げたものの、高波に飲まれた模様」
「そうか。まず火を消す事に、専念!帝都へ応援を伝令!」
海に逃げた?まさか。あの人数を?船だって、30隻位は必要よ。それを警備軍の目を盗んで作れるとは思わない。。
「ルルカ様、変な呪い板?を見つけました」
「どんなのよ?」
(のぶここにさんじょう!!クソババー!てあいたら、いちどこい!)
ブーーー!のぶ!?平仮名で私にだけ読める様に!!
「こんなの子供の悪戯よ!腹立つから、まだ燃えてる所に捨てて頂戴!」
のぶの奴ー!!一言教えてくれれば良いもんを!!
でも良かったわ。向こうの方が住み心地は良いはず。
救出作戦から3日後、落ち着き始めたのでここで、お父さん、のぶ、ロビトで今後の話、合いがスタート。
「のぶ殿とも話したんだが、こちらからの条件は、村の中では、帽子等を被って貰う事。それだけだ」
「はぁ??」
「まあ、村にはたまに他からの商人が来るので、今はここにいる事がバレない様にする為にだよ」
「いえ。。そうじゃ無くて」
「何が不都合かな?」
「いや。それだけで良いのですか?」
「そうだが」
「本当に??」
「はっははー。ロビトよ。これがここの領主様よ!!変なルールも無ければ、お前らをどうにかしようとも思っておらんのよ」
「それでは!」
「そうだ!ここの村人になったて事さ!まあ、今はここを良くする為にと色々とやっていて、人で不足!手伝ってくれれば良いって事よ!飯は、当分店で食え!今は無料だ。お前らの住む家も建築中だ!」
「あの長いのが家では?」
「あれは、仮住まいよ!直ぐに家が建つと思うので、お前らは最初は、家を建てる手伝いよ」
「ありがとうございます!!」
武器の回収っと。ルカさん。。弾が殆ど残って無い。。弾倉も16個も持たせたのに。。ありがたいのは、何も言ってないのに、空の弾倉も持って帰ってきてくれた事。何でって聞いてみたら、おめーが一生懸命作ってくれたんだ、捨てる訳無いだろって。嬉しいねー。
ミカちゃんは、似顔絵を彫っちゃったね笑。
専用武器ね。。まあいいけど。ミヤさんのは、特に問題なく回収と。
お母さんと私と秘書ズと村の女性達で、帽子を編んでますー。かなりの量です!出来次第、兎族に渡してます。その内、兎族からもお手伝いが来ました!一気に作り込みます!
父さんとガイと自分で簡易港を整備中!3隻分でも大変だ!
メンテナンスは、3番船だけ何故かエンジンの調子が悪いのでこれは、後程整備!
のぶは、勲章を作りを依頼してたよ。錨のマークで。あと2人分の特別勲章も。ミヤさんともう一つは誰のだ??




