綺麗な花
こやつの言ってる事は、本気か・・?
仮にも帝国領地の人間だぞ。しかし中央のバカ長男を打ったのは、事実。。。
「まあ、突然こんな話をしても疑うのは当然の事だ。今すぐ答えなぞ求めておらん」
「確かにそうだな」
「カバンの中の書面を見ろ。役に立つと思うが」
「これは本当の事か??」
「我が領地でやってる事だ。それを書いた奴が心配してたのは、我が領地より北にある事と気候の違いを心配しとった。まあ、騙されたと思ってやってみるよもし、嘘だと吐き捨てるもよし、後はお前達次第だ。飯美味かったぞ。そろそろ帰る」
あの驚き様は、予想が当たったかな。遊牧をしてるのには、訳がある。好きで放牧をしてるのでは無い。放牧をしか出来ないのだ。恐らく土地が痩せすぎていて、草程度しか育た無い。定着する事が出来ないのだ。さっき渡したさつまいもならこの地でも育つはず。あれは、食料にもなるし、飼料にもなる。更に肥料が出来れば、その地で畑を耕せる。まあ、試してくれる事を願うよ。
さーって。お土産何買おうかなー!
「皆の者、集まったか?」
「はっ。主要メンバー集合です」
「先程の資料は皆眼を通したか?」
「はい。みましたが、これは誠な事なのでしょうか?」
「私もまだ解らんが、先ほどのさつまいもとやらを食したろ?」
「はい。美味しかったです」
「これらが、育てば我が国は益々繁栄出来ると思う。中央領のお陰で日々我々は苦しくなって来ておる。東の国も同じだ。東の穀物を今はまだ手に入れられるが、向こうにも事情もあるだろう。この先は、不明だ」
「それに、この肥料とやらの材料も我が国では豊富にある。内務大臣、まずこの資料と同じ物を作れ。次に、配合を変えた物も同時に試験しろ!」「はっ」
「次、農業大臣」「はっ」
「このさつまいもやらを直ちに、生育させ芽を出させよ。出させた後ツルを通常の畑、畦等の生育には、向かない土地、草木をその場で畑にした土地に埋めて、観察せよ」
「王女、こちらの葛は、どう致しましょうか?」
「こちらは、苗も少ないので、街の畑で様子を見る」
「両大臣、金も人もさ程掛からないはずだ。直ちに、動け!」
「御意に!」
さて、どうなるか。こればかりはやって見ないと解らんが、吉と出るか、凶と出るか。。
その105
「ただいまー!みなさんお元気ですかー!?」
「お帰りなさい!」
「どうだったの?」
「細かい話は、報告書に書くぞ。それよりお土産だー!」
干し肉、チーズ、ヨーグルト、ウインナー
「おーーー!!」
「かなり重かったぞ!」
「農筋娘には、森の奥で見つけた、綺麗な花の苗木を取って来たぞ。たまには、花などを育てるのも良かろう」
「ありがとう!あとでゆっくり見るよ!」
「母殿、料理は任せたぞー」
(うーん!久々のピザーーー)
さてさて、綺麗な花だなー。見た事ない!
どれどれ?「鑑定!」ん!?
綺麗な花①・・・絞り汁を飲むと数時間痺れるよ。
綺麗な花②・・・絞り汁を飲むと数時間嘔吐するよ。
綺麗な花③・・・絞り汁を飲むと直ぐ眠くなるよ
綺麗な花④・・・絞り汁を飲むと一時的に目が見え なくなるよ
綺麗な花⑤・・・絞り汁を飲むと一時的に幻覚をみるよ
全て毒草。。。何なの選んだように全て。。。。でも綺麗だから、鉢に埋めてこ。。折角のぶが取って来てくれたし。
いや。ちょっと待てよ。これって。お姉ちゃんにも言っとこう!




