被害
「マウスはどうだ?破損は?」
「今の所見当たらないわね!恐らく75㎜砲を弾いたかな?機銃弾は軽く傷を付けられたくらい」
「流石の頑丈さだなぁ〜もっと安くて資材を使わなければなぁ〜」
もう少ししたら夜か。長い夜になるか?
「うーん‥‥」
「何かあったか?」
「町の飛行場。砂が降り積もって使用不可能だって。どけるには工事車両稼働させないと無理みたい」
「後方の飛行場は、使用可能だそうだ。風が吹き飛ばしていた様だ」
「後は、何個かの熱探知機が砂埃で故障が発生。使用不可能、修理してる最中よ」
砂嵐は大分落ち着いてきたが今度は暗闇で何も見えぬか。月明かりが照らせば多少視界が良くなるが‥‥
「ミリオタ‥‥戦車を落とす壕が埋もれておらんか?」
「んー?不味いわね。。深さが半分も無いかも。チェコのハリネズミは機能しそうだけど‥‥3分の1位埋まってる状態ね」
「有刺鉄線も半分埋まっておるな‥‥ちょい待てよ!!対戦車地雷とSマインは‥‥?」
「そうね‥‥かなり防御力が弱ってる状態‥‥」
「しくったな。。。そこまで頭が回らんかった‥‥」
「多少は機能してると思うけど‥地雷系が全滅に近いのは不味いなぁ」
「しかし今からじゃ。工兵を危険に晒してしまうし‥‥」
「このまま待機しかないよ」




