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ある日!家族で転生しました!  作者:


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北の国へ

「北の国へ行ってくる!?」


「おう!情報収集をな。今、それがわしの出来る事だ!」


「なので、親父殿は、外交官証明書の作成と大森で、最短距離を探して欲しい」


「農筋には、さつまいもと葛の苗木と育て方の説明書と肥料の作り方の資料を頼む。準備出来次第、森を抜けて行ってくる」


「2次元は、この前作ってた、方位磁石とやらを貸してくれ!」


「では、では、行ってくるぞ!皆、暫しの別れだ」


「気をつけてね!!!」


「まさかおの大森が長い所で100kmあるとは・・」


「短くても20kmか」


やはりこの森は深いな。わしなら出るのに2日程度か。印を付けながら行くか。同じ様な景色だ。この方位磁石が無かったら即方向感覚を無くして遭難だ。わしなら最悪迷ったら燃やしてやろうとしたが農筋がイヤーな顔しやがった。久々だな。1人で行動するのは。まあ、楽しみながら行くか。


2日後

森の先に光が!抜けたな。人の気配は無いが。広い平原が一面と。草木が揺れとる。中央領に接してるとなるとこの森沿いに歩けば、行けるか。


しかし歩いてても、人がおらんな。方向も合ってるのか自信が無くなってきたわい。

ん?あれは?何じゃ。家か?近づいて見てみるか。


ほう。布の家か。放牧をしながらだから組み立てやすいのか。


「おーい!誰かおるかー?」

「ォーィ」


ん?随分と遠くにおるなー。行ってみるか。おっ。牛がかなりおるなー。


「いや。すまぬな仕事中に」


「なんて事ないさ。旅人か?」


「ああ、そうだ。首都はどっち方向だ?」


「何だお前さん。首都はから来たんじゃ無いのか?」


「いや。そうなんだが、方向感を無くしてしまってな」


「そりゃーいけねーな。ここの高台から見えるぞ!ほれ、あの遠くに」


「おー。あれか!すまぬな!助かったぞ」


「いいって事よ!きーつけな!旅人さん」


抜けて来た森からはそう遠く無いちゃーないな。さて、どんなのが領主だ。


これが首都か。石造りと木の建物か。頑丈そうな造りだ。2階建て。1階は商店も一部あるが。干し肉とチーズか。我が領地には無いな。帰りに土産として買っていこう。


しかし。領主が住みそうな建物が見当たらんな。一体何処だ。ちと、この宿で聞いてみるか。


(カラ〜ン)

「いらっしゃいませー。お泊まりですか?食事ですか?」


「食事を頼む」


「どうぞこちらへ。お客さん旅人さん?」


「ああ、今さっきここについてな」


「メニューは何に致しますか?」


「オススメを頼むぞ」


「解りました〜」


客は、6人か。接客担当は獣人娘か、それなりに繁盛してそうだ。


「はい。どーぞ。サンドイッチ」


「おーおー!こりゃーうまいなー」


「ところお客様、何者ですかー?」

(速い。客も剣を抜きやがった)


「ただの・旅人ですが・・」


「お客様、嘘は良くないですね。スパイでは、無さそうですが」


「か・かばんに」「動くな!」


「カバンの中を開けて見てくれ」


「これは、公式書面!?」


「剣を下ろしな」


「密入国したのは、心より謝る!」


「しかしどうやって入った?この国の検問は抜けられる筈が無い!」


「あの深い森を抜けて来た」


「バカ言うな!あの森に奥まで入ったら遭難だ!」


「印をつけて来た。出た所に布を木に巻きつけた。そうだ!それにここに来る途中、まんまるの爺さんに道をきいた!」


「調べさせるからちょっと待な!」

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