イライラ
「ミヤ!被弾機は全て修理可能だそうだ!」
「なら問題ありませんな!まさか敵がこんな手を持っているとは‥」
「あー!我々も油断しすぎた様だ。あいつらも少しずつ進んでおる様だな」
「ですな。領内からの電報で、対策を早急に考えるって返電が来ております」
「せめてどちらかを回復させたいな」
「電探はチャフが風に流されて回復しつつあります‥‥が電探付近で撒かれたら使用不能となりましょうな」
「敵機は早目に撃墜か‥‥」
「はい。夜間は夜間戦闘機を数機を上空待機させましょ。撒きながら来ましたら手の内ようがなくなります」
「だな。日中も直掩機を飛ばしておこう」
偵察機も飛ばしたし、何か発見出来れば良いが‥‥無線が使えんと戻って来るまで何も解らぬ!!
「ちょっと!ノブ!イライラするのは解るけど!落ち着いてよね!」
「‥そうだったな。すまぬな」
「まあ、ちょっと意外だったわね。敵があんな事して来るとは」
「そうだな。変な言い方になるが、まともになって来ておるな」
「そうね。技術的にはその内、対応策が出来てくると思うけど。それ迄は我慢ね」




