解読不能
無線機の存在を知っててもわしらに協力してくれるとは有り難い。偵察は重要だからなぁ。
ライオンヤローの軍も再動員で大分集結して来たな。全く‥‥地上のみの移動だから時間が掛かると思っておったが‥早かったな。輸送機に乗れればもっと早く展開出来るんだが‥‥相性が悪すぎる。。。殆どの奴が飛行機酔いするとはな‥‥はぁ〜。。。
まあこれで更に頭数が揃ったから防御拠点強化もかなり進む。奴等は馬鹿力だからな。
さーて。そろそろ攻撃は完了の筈だが‥‥
「攻撃隊より入電!我レ攻撃成功セリ!」
「よっし!!」
「損害、無し!!帰還ス!です」
よし。これで少しはまた時間が稼げたな。
「敵らしき無線傍受!平文!!敵降下部隊攻撃中!交戦セリ!」
「くくくっ!!上手く行った様だな!」
「ミリオタ!お前の人形降下作戦上手く行った様だぞ!無線傍受を続けておるが平文で指揮をしておる」
「上手くいってよかったわ」
「まさか人形を降下させて、地上に当たると爆竹がなるとはな!くくく!痛快!痛快!」
「攻撃最中の緊張感の中に空挺降下されて音が鳴れば混乱よ!」
「笑いが止まらな!!高高度偵察機を後で飛ばして確認するぞ!」
「ノブ殿!伝令で有ります!仮称ペンタゴンにお越しくださいって事です!」
ん?何かあったか?
「ミヤ!何があった?」
「情報部からです!敵暗号解読不能の電波が飛び交っております!」
「解読不能?新暗号か?」
「はい。その様です!」




