炎?
「あれ?実際とは違うのかしら?」
「まあ如何でも良い!少し厄介になるぞ!」
「確か‥騎兵戦術が得意よね?それが戦車やら機動兵器がそれに代わると厄介なぁ‥」
「転生者にはわしから話しとく。注意せよとな」
まぁ〜厄介な奴がこの世界におったとはな。しかし戦術が判れば対処のしようがある!その取り巻きを上手く動かせるかな?それに話を聞く限り親父の名代として今回出兵してるってのと‥‥それら配下の貴族共が言う事をちゃんと聞くかな?その辺りが漬け込み処!無能な味方に足元掬われろ!
まさかノブ殿から話を聞いた時には驚いたが‥武田信玄と対峙する事になるとはな‥
私はやれる事をやるだけだが。
今まで作った要塞の中でもここは1番の防御力が高い物が完成しつつある。
しかも自給が出来る基地だ。防御戦には持って来い。これならば!!
「ノブ殿!お休みの所申し訳無いですが」
「ふぁ〜あ!何かあったか?」
「はい。南の方向水平線にて炎らしき灯りが‥物見より報告有りです」
「解ったわしも参る!」
夜空に炎は目立つな‥‥
「確かに炎の様だな‥‥」
「あれが炎なら敵は既に200㎞程、こちらに向かって来ておるますが?」
「そうだな‥あれが焼夷弾の炎ならな‥」
やはり1ヶ月以内にこの辺りに到着するか‥‥ミヤに情報共有しなければ。再動員を掛けなけて、1週間後には領内及び、ライオンヤローの軍をこの地に配備せんとな。




