なっ!?
ヘリポートも必要最低限の数は揃えられたかな?しかし‥‥‥最初に建設したこの場所、枝葉がこんなに伸びて居たか?それとも妾の勘違いか‥‥?見間違う程、働き過ぎかな?
まあまた切れば良い。
ん?まだ切っておらぬか‥‥
「前にここの枝葉を切っておけと申したはずだが?」
「はい。昨日指示をしたはずですが‥」
「再度、指示を出しとけ」
「御意!」
一度ならず二度までも‥‥‥
「爺!どう言う事だ?昨日も指示をしておいた筈だが?」
「はい‥‥私が直接指示しましたが‥」
「まあよい。私が立ち会う!」
うむ。指示が上手く伝わらなかったか?たまにはそう言う事もあるだろ。
これでさっぱりしたな。ヘリの羽に当たらんだろ。
なっ!?何故?昨日ここは妾が立ち会って切った‥‥なのに何故!?枝葉が???
「やはりそうでしたか!?」
「何?爺!どう言う事だ?」
「はい。兵から切っても直ぐに伸びると話は聞いておりましたが、そんな事はある筈無いと思っておりましたので‥‥私もこれで確信が持てました」
まさか‥‥?いや‥‥道を切り開いてる連中もやけに時間が掛かってるのを見受けたのはこのせいか??
妾の考えが正しければ‥‥直ぐに森に呑み込まれるぞ‥‥この状況を彼奴らは把握してるのか?となれば‥‥確認するしかないな。
ん?
「おい!お主達!この荷は何だ?」
「え‥?これは森の中にある腐葉土?って言うらしいですが‥‥」
「これを何処に運んでおるのだ?」
「田畑に撒いておりますね」
「‥‥姉‥聖女様の指示か?」
「如何なんでしょうか?私共は便利屋からの依頼で運んでおりますが‥‥」




