船
「おーい!ガイと兄貴ー」
「あれもう帰ってきたのか?」
「早速なんだけど、これ作って!」
「船?おめーは、ティガー作れだ、パンター作れだ、できねーって言ってるだろ!!」
「あれは、冗談よ!これからは、真面目な話・・・」
「帝都そんなに酷かったのか?」
「ああ」
「昔は、良い場所だったんだかの〜」
「のぶ、でも何で兎族を?」
「考えてもみろよ!あれだけ不満が溜まってるんだ。いつ暴発するか解らねーよ。帝国東の国境は、雲息が怪しいとは言っても、他国だ。攻め込むには準備が必要、兎族は武力が無いと来てる!そうなりゃー答えは見えてくる!お前も歴史を見ればそうだろ!」
「確かに・・・じゃあ、話すけど今作ってるエンジンは、その小発って奴の馬力が半分位、となると2機は積まないとダメ。しかも計測器もないから、何とも言えないけど恐らくスペックダウンはしている筈」
「それに魚雷艇?はそもそも馬力が違いすぎて恐らく僕でも無理!今どうにか作れてるのは、バイクもそうだしこのエンジンも前に触ってバラした事ある奴だから魔法とやらでどうにか出来てるのさ。それでもスペックダウン」
「魚雷艇に拘って無いんでしょ?」
「ああ」
「それならこの小発?ってのにエンジン3個積んだバージョンを作ったりしてスピード上げて、計測すればいいじゃん?」
「まあそうだな!」
「なら、まだ話が早いよ。と言ったもののそんなに期待はしないでよ」
「若!そもその話なんだが、俺らはこの船の再現が目的か?違うだろ?これを使っての救出船を作るのが目的だろ?」
「確かにそうだった!再現じゃ無い。これを見本として、更に良いもんを作るだったな!」
「そうですぞ!若!じゃあ、中発船だな!」
「船は、あ奴らに任せようこっちは、こっちで準備だ」
「そうだね」




