肩の荷
はて?姉姫様が責任者では無いのか?それとも名代でも立てておるのか??ノブ殿に急かされて来てしまったからな。もう少し情報を聞くんだったな。
「こちらです!」
「案内ご苦労!!」
「あれ?ミヤさん?」
「ん?姉姫様‥‥?」
「アッハハハー!そうでしたか!状況は呑めましたぞ!」
「まあ毎回、ここに初めて来る人はそーなってるわよ!聖女様と私が一致してないって!」
「いいと思いますぞ!元は帝国民ですから意思統一が出来るかノブ殿も心配しておられましたし!しかしこれならその点は心配無いですな!」
「その辺はね!でもまだ司令部って場所が出来てなくて。ここの建物も絶賛建築中なんで空いてる部屋を仮使いして下さい!それに軍指揮権をお渡し致します」
「ありがとうございます。しかしこの町作りは中々ですぞ!私も歩いて見ましたから」
「良かった!書類で計画進行中のを念の為目を通して頂けると助かります。軍、直に関わる事ですし何かあったらミヤさんの判断で変更を。私は内政方面を主に担当しますので」
これで肩の荷がかなり楽になるよ‥‥これで領内と同じ様に私は内政って言うか言い方悪いけど好きにやるわ。無論、戦時中でここが次の戦いになるから軍に負担が掛からない様にね。暫くはゆっくりと町中でもぶらぶらするかなぁ。
今は至って平和。。。しかし相手はやる気満々?その割にはチグハグが目立つけど。でも相手だって少しは学ぶでしょ?なら同じ戦術は使えないだろうし。今まで使った事がない様な対応策でこっちも構えてないとね。
後はミヤさんのが来たから軍事の事は任せて内政の方を見て回るか。
ショッピングモールにここで育てた生鮮野菜やらが並ぶ様になって来たか。これは良いわね。肉製品は、ジビエにあたるのかな?ミカちゃんが狩って来てる物かな?生肉も販売し始めてるし〜。魚はカニが加わって大盛り上がり出し〜。その他はそれ程変化ないかしら?うーん。2階へ行ってみるか。
洋服は前より種類が増えたようね。ここでは服なんてまだ作れないし。何か考えた方が良いかな?家具はまぁ〜種類やら偉く増えたわ!まああれだけの保護民が増えれば家具色々必要になるわよね。
家電売場って何があるのかしら?あー。ラジオね。ここまだ放送局無いはずなのに??中間の街の電波届くのかな?
大型の冷蔵庫。これは業務用の大きさか。確かにお店出す人向けに置いてあるのか。機械式計算機‥‥にタイプライター‥‥腹立つな〜。な!?電気式の炊飯器!?こんなもんまで!?扇風機もか!?いつの間にこんなもんを作ったんだ?やるわね!




