勲章
「おーう!みんな!終わったぞ!」
「おーう!おーう!おーう!」
「最後に台車の用意だ、手の空いてる者は荷物を受け取りを行え」
「親父殿!」
「ああ!我々が守り切ったぞ!みな!今から宴だ!!村に戻るぞ!」
その日は、朝まで宴が続き村の至る所で、寝ていた笑。ブラック領地、初の休日笑
そして次の日、ギリが金貨と公式謝罪文章が届き、亡骸を丁重に回収して行った。
「勲章?」
「ああそうだ。参加した者にだ。剣、槍、弓、火縄をデザインした奴を作ろう。それにその中でも、功績のあった者には、特別勲章を授けたいがいいか?」
「はい。その辺はお任せしますよのぶ殿。職人達をお使いください」
「解った任せろ!後は授与式だな。勲章が出来次第やるぞ!」
「解りました!」
「それと、中央領の事なんだが、これから1年は、動きは無いと思う」
「やはりトンネル拡張の件ですか?」
「解って来たな!」
「まあ、トンネル迄は手が全く回って無いですがね」
「頭の片隅に入れといてくれ」
「解りました。でも1年と言うのは?」
「奴突然、こんなチャンスが来るとは思ってなかったはず。領主を引き継いでから、バカ派の粛清から足固にそれ位は、掛かるさ。それから奴がどう動くか?その時のトンネルか?はたまた、別の事か?それとも何も起こさないか?」
「まあ、その中では、トンネルでしょうな」
「恐らくな。まあその前に他の領地や帝国が動く可能性もある。今はまだ解らん」
「まあ、私としては、領内からですね。正直な所、トンネル迄は人手がとても足りない」
「領内の開発は任せたよ」
残りの家族が領内に到着しました!中央領で国境閉鎖で一纏めになってしまった見たいです。これで全ての家族が揃いましたね。
ここからは、いつもと同じパターンです。
牛と鶏も到着しました。カリムから何で豚は飼わないのですか?って聞かれてしまった。居ないと思ってたから。恐らく知らなかっただけなんだろう。。。その場で10頭を注文。
種も少しずつ入って来ました。それらをチェック中。試したい事は色々あるんだけどまだまだ人で不足。こればかりは、どうにもならないのですね。。
それと。。伝鳥が意味も無く来る様になりました。。。
お母さんに、食事を要求したり。
何故かお父さんの部屋でイビキをかいて寝たり。
お兄ちゃんの所では、描いた絵を笑ったり。お姉ちゃんの所では、ゴーレムの頭を突いたり。
この前は、私に体当たりして来ました。。。何なんだ!?
そして、新商品を持たせると帰って行きます。。
何あの鳥は。。。
勲章が完成した様子です。
武器を取って戦った人、全員に!式典を催し、1人づつ受け渡し。みんな喜んでるねー。
「次、特別勲章!名を呼ばれた者前に!ミカ!」
「!?」
おーっ!突然呼ばれたからガチガチに緊張してる!頑張れミカちゃん!
「貴官の適切な判断力、射撃の腕前、今回の戦いに、大きく貢献したので、特別勲章を授ける!皆盛大な拍手を!!!」
割れんばかりの拍手!!!!!
相変わらず、村は建設ラッシュが続いてます。用水路の建設は、まだまだ先の模様。貯水池は、大体完成してるみたいんだけど、新たな問題が。
どうやら、今後を見据えて、死の山の資源を掘る為に、鍛冶場と関係住居の為の水脈を探したらしいんだけど全く見つからず。水を台車で移動させるのも中々大変との事で、思い切ってローマ水道みたいなのを建設する話が出て来ました。
飲み水に、するには問題では、との事だったんだけど、お姉ちゃん曰く途中に、沈殿槽や炭を利用した濾過器を付ければ問題無いとの事で、ほぼ水道建設に。領内を縦断するのでかなりの規模です!!レンガを大量生産中だとか。
なので、私も薪用の木を切る為の×印です。
「え!?何で、カブバイクの様な乗り物が!?」
「お兄ちゃん!作ったの?」
「今さっき完成したんだけど」
「ルカが乗り回して、後ろにはミカ乗って喜んでるよ。。本当は自分が運転したかったのに。。」
「乗ればよかったじゃん!」
「足が届かなかった。。。」
「でも何でルカが?」
「山菜を2人で採りに来たらしくて、聞き慣れない音が聞こえたって。言って説明したら乗り回してるよ」
「燃料は?ガソリン作ったの?」
「いや。芋から作ったのアルコールよ。沢山余ってしまったから、試しに作ったら上手く行った。まあ、バイクも現代品とは、大分かけ離れてるけどね」
「タイヤも?」
「お前がゴムの木埋めただろ?それから取ったよ。まだ量産は無理。さくらが考えてるよ」
「バイク取られちゃいそうだね」
「そうだね。まあ耐久性テストをルカに頼んだよ」
「これは?」
「ああ、耐久性はおいといて、大型のって言っても約1100cc位のエンジンも組み立ててるよ。これが完成すれば、重い荷物も運べる様になるし、キャタピラーが出来れば開墾もかなり楽になるぞ」
「凄いね!!」
「まあ、そのお陰でさくらからは、色んな粘土の模型が来てるよ」
「あー。。これを作れと」
「そうそう。無茶ばっかよ」




