私だけかよ。。
「それどーしたのよ!?」
「ん?2代目に相談して作って貰ったんだよ。俺は字は書けるがよー綺麗じゃないからよー。あのエグニマ見ててそれで文字打ったら紙に書く事出来ねーかって。そしたらたいぷらいたーって、これを作ってくれたんだ。知らなかったのか?」
「知らなかった‥‥」
「そうなのか?領内では役所とか銀行とかにも普及してるぞ?領主様とか奥様とかも!殆どたいぷらいたーで書類回ってるぞ?」
普通に凸版印刷で回っていたと思ってたよ!!タイプライターが有れば少しは楽じゃんよ!早速、私にも 1台送ってもらう!!
いやいや。こっちに来てる文官にも渡したいから何台必要か聞かないと!!
「ねーみんな!!たいぷ‥‥‥」
「‥‥いや。何でもないです‥」
「???」
文官も既に持ってるじゃないの!!離れたテントに居るから音も気付かなかったわよ!!私だけ持ってないじゃんよ!!
「2代目〜どちらにいらっしゃいますか〜?」
「あーこっちこっちー今車体の下で組み立てしてるー!」
「忙しい所、すみません!希望の町からの電報です‥‥」
「今、手が離せないから読み上げて!」
「‥それでは、失礼します‥‥えー。チッぃ!!私にもタイプライター寄越しなさいよ!!‥‥以上となります‥」
「‥あー。はい。了解と返電を‥‥」
やっぱ必要だったか‥‥直ぐに送る手配をと。向こうは順調に開拓が進んでいるのかな?
あら!便利屋の1階部分はもう壁まで出来てるじゃないの!?早くなったわねー!
「おっ!聖女様自ら視察か?」
「ボス!いい感じに建って来たわね」
「そうだな!何か解らんが建てるのが早いぞ!」
「順調ならいいわ!」
「聖女様よー!まだ先の話で良いんだが。今乗ってる、車輪が2つの奴前線にあったろ?それ俺らでも買えるのか?」
「うーむ。運転資格取れば買えるけど、まだここに資格取る為の練習場がないからなぁ〜」
「それが出来れば取れるのか‥‥じゃあ、あの小さな空飛ぶ奴もか?」
「小さな?頭の上に羽が付いてるやつ?」
「あー。あれもそうだが、3人乗りの小さい奴」
「頭の上に羽が付いてるのは、ヘリってやつよ。それに3人乗りの多分、シュトルヒの事かなぁ〜」
「へりとシュトルヒっていうのか。あれも資格が取れれば乗れるんか‥」
「乗ってみたいの?」
「便利そうだからな。その3種類共に。荷物も乗せられそうだし移動も速い」
「なるほどね。ここにも資格取れる所建てる予定だからそうしたらね」
「頼んだぞ〜」




