たいぷらいたー!?
建築部にお願いして、区画を決めて家族用の住宅基本設計をお願いしてと。基本は全て同じ間取り。スピード重視の為に。一軒家は建てるのに元々時間掛かりそうだからさー!2階建以上の建物は屋上に登りやすい設計にする事!12.7㎜やMG42になら担いで設置出来るから。
それと3階建てマンションの建築も。これは領内で建築実績があるから設計はしなくて済むし。区画ごとに最低一棟は、爆撃に耐えれる地下シェルター付き高射砲塔。と言っても小型で屋上にアハトアハトか37㎜対空砲を置ける程の。弾薬食料備蓄倉庫設置。これは後回しだけど敷地は確保しておく事!
今はこんなもんか???
ここに来た人もスキルが開花して違和感を持つ多くの人が出て来たのでここは‥‥
「神様が皆様に力を与えたとおっしゃっていました」
と、都合のいい時だけ聖女様を演じつつ開拓?建築?の指示をしながら毎日をこなしてと。ワンルームマンションはあっという間に今の人数分は完成だけど更に追加で3棟お願いしたわ。追加だけで足りるかも解らんけど。残りの人達は、便利屋の建設!余裕を持って300名は寝泊まり出来る仕様に変更っと。こっちは少し時間が掛かるかな?
森に行っていた農業部の人達曰く、まだ調査を依頼してるけどそこそこの水量がある事が分かったのでそこから農業用水をこっちまで引き込む事にしたわ!建築部は大忙し!手の空いた者は全て建築方面の作業依頼。勿論、傭兵の方にも話して希望者は手伝ってくれる。
う〜む。一時よりは保護民の数は減って来たが‥‥ 1万8千人近くか‥‥流石にここでこれ以上は保護しきれなくなるな‥‥補給計画だって、倍近くの人数に耐えられなくなってしまう。
まさか帝国の奴等自国民を使ってわしらの補給を圧迫する作戦では無いだろうな?頭の片隅に入れておかんとこっちが自滅してしまうからな。ミリオタへ引き受けを催促したい所だが‥‥全くのゼロからの町作り‥わしからも強く言う事は控えんとな。
事務仕事も大分増えて来たわね。傭兵の方々流石だわ。読み書き計算も全く問題ない。仲間を大切にしてそれらを教え込んでるなんて。教師募集の依頼をかけてみましょうか。しかし手書きの書類作りは手首が痛くなるわ。早くパソコンでも完成しないかしら。ルカさんも同じテント内で事務作業か。軍人やってて会社経営ってどーゆー事よ!!ミカちゃんは相変わらずマイペースね。自分の武器の分解清掃中か‥‥
(‥カチ、カチ、カチ、カチ、カチ、カチ、カチ、カチ)
(カチ、カチ、カチ、カチ、‥カチ、カチ、カチ、カチ)
(カチ、カチ、カチ‥、カチ、カチ、カチ、カチ、カチ)
随分と何回も動作確認してるのね。本当に慎重な子だなぁ〜それだけ丁寧にメンテナンスしてあげればKar98kとワルサーPPKも本望でしょなぁ〜
(カチ、カチ、カチ‥、カチ、カチ、ジィーー、チン)
ん‥‥?ジィー、チンってそんな音出るものだっけ???
「ミカちゃん!それ何の音?」
「ん?私じゃないよ。ルカ姐〜だよ」
「え!?」
「あー!わりー、たいぷらいたー使ってるから音出ちまうんだよ」
「‥あー!なるほ‥‥はい!?ちょっと見せてよ!」
「まあいいけど!これ書類作るの楽になったよ!」
そんなもん!いつ完成してたのさ!!




