ミリ飯ばかりでも‥
一先ずは、これでいいかな?食事はこちらが準備してるけどミリ飯が中心だから流石にそこまで種類は多く無いからね。
でもルカさん流石ね。お年寄りーずを雇うなんて。そんな発想、思いつかなかったわ。確かに言われればそうよね‥‥職種で纏めても該当しない人も出てしまう?んーー。考えるより試しに動かすか!
その前に人数が少ない内に、意識統一を図るか!!明日に住人全員1ヶ所に集めて説明するか!!
「‥‥と言うことなので皆様、どうぞ宜しくお願い致します〜」
「おーーーーー!!!」
「ぷぷぷ!流石だな聖女様〜」
「うるさいわね!これで上手く行くかな?」
「良いんじゃ無いか?」
「まだここからの輸出、出来る製品無いけど何か気がついたら教えてね!ルカさん!」
「あるじゃんか!」
「え?何がある?」
「炭だよ炭!」
「炭って、領内では粉にして再度固めた固形炭があるじゃない!」
「ちぃっちぃっ!前線まで領内から運ぶよりここから運んだ方が安くなるだろ?」
「‥‥確かに距離もここからだと領内から3分の1位の距離‥」
「同じ価格でも輸送代も安く分儲かるぞ!それに中間の街も炭は作ってるみたいだがあそこも領内から買ってるぞ!そらならば!」
「まだここから運んだ方が近いか‥‥」
「粉砕機があればいいな!うちで運ぶように手配するぞ。でも動力が無いから人力だな」
「お願いするわ!」
ルカさんに言われるとそうね。ここで新たな物を作るのは勿論だけど、元からある物作ってこの町内で消費する分等。採算が合えば輸出したって問題無いし。先ずは一品目か。前線はいつまでもある訳じゃ無いから、中間の街がメインになるかしら?
「ミヤ!帝国に動きはあったか?」
「今の所、目立った動きはありませんが、帝都方面に高射砲の配備が強化された模様です。彩雲が砲撃を受けて偵察が難航中です」
「防御を固めてきたか‥‥」
「まだはっきりした事は言えませんが‥夜中に移動を行っておる様で、月光の熱探知機で確認しております」
「夜中か‥‥」
「はい。車両ならまだしも馬を使われると熱探知機の反応しませんし、高度からだと判別が付きにくく‥」
「確かにそれはそうだな‥‥ムカン方面は?」
「偵察結果だと変化なし。ムカンからの情報だと塹壕やらトーチカで強固に抵抗しており突破が出来ておりませんな」
「‥‥ここから海方面は?」
「相変わらず飛龍等で爆撃継続中であります。それと‥‥保護民らしき馬列がこちらに向かっておりますな‥」
「ビラの警告を見た奴等かな?」
「恐らく。しかしながら帝国が止めてない様居ないのが不思議ですが‥‥」
「恐らく地上兵力がムカンに偏りすぎて、中間部がスカスカなのだろ。逆に帝都にもそこそこ戦力がある筈だ」
「‥何とも‥‥ですな‥‥」
「本来ならこのタイミングで、こちらから海辺迄進行し帝国を分断後ムカンへ向かい帝国の防衛戦なら後方からの包囲なんだが‥‥」
「後兵力が今の30倍でもあればですな‥」
「であるな‥‥V 1は、切らさず帝都方面を中心に撃ち続けよう」
しかし本当に歯痒いな‥‥目の前に勝利が有るのに手を出せないで居る。ここで焦ってしまったら自滅が待つだけだしなぁ。どーするか‥‥な?




