希望の町?
第一陣が到着し始めたね。この人達はっと。林業が得意な住人達ね。早速、森の調査と材木やら板やら燃料になる薪、炭の生産をお願いしてと。こちらからは衣食住をっと。
ある程度、人口増えて生産力がついてから貨幣経済への流れを作ると。
やっと飛行場になりそうな土地を発見!整地とそこまでの線路を建設開始!
飛行場が出来たら資材不足とかの心配は無くなったかな??
ここら辺の航空写真を改めて見ると巨大な城的なのを建てるのに理想的じゃ無い?山城的なのになるけど。地形を見ると大外の外堀が約20㎞位掘れそうじゃない?まあまだまだ先の話ね‥‥先ずは現実を見ないと‥‥。
第二陣は、こちらは山系の住人だった方か。鉱山も手がけた事あるのね。まだ鉱山は早いから‥‥石切でもして貰いますか。崖の擁壁は石積みにしてもらおう!
あらかじめ保護民の分類、スキルを確認しておいてよかったわ!スムーズに仕事を割り振れる。私偉い!!!
妾のヘリ隊をこき使いおって‥‥と思っていたがこういう訳か。何故自国民に対してこんな仕打ちが出来るのだ?帝国はここまで腐っておったのか‥‥どうにか留めを差してやりたい所だが‥‥。ノブの奴は敵国から民を少しずつ抜き取る作戦を行っておるのか?かなりの人数が来ておりそうだが。それを何処かへ向かわしておるのか?今の状況だと領内や街へ送り込めるはずでも無いのだが‥‥少し調べさせるかな?報告書にでも目を通すか。
ミドリ姫も大分頑張っておるでは無いか。カブの生産が日に45台か。中立国へやっと輸出、出来る様になってきたか。妾の国も収入が増えておる。委託製造ってのも悪く無いな。畜産物も日に日に出荷量が増えてきておるのでこちらも順調だ。
兵器生産も順調その物。だがこれは戦争が無くなったら‥‥他の産業も考えんといかんなぁ。何かあるか‥‥?
ふぅ〜やっと男爵領に入ったな途中、何両か発動機不調が起きたが欠落する事なく戻って来る事が出来たな。今回の行軍で問題点も出たのでそこは改善だな!久々の行軍は胸が高まったな!着いたら兵達に休暇を取らせないとな〜!
「前方に我が軍のカブ偵察隊発見!どーぞ」
んー?カブ偵察隊?何かあったんかなー?
ん?何じゃ?荷馬車の隊列と人達の列??
「そのまま‥‥やり過ごせ‥‥いや!指示に従え!どーぞ」
まさか!?保護民の列‥か‥??
あちゃー。。。
「ミヤ!すまぬな!お主の仕事では無いのに!」
「軍人は民間人を守る物ですよ!気になさらずに!」
「一体、何百人来たのだ?」
「‥既に、6562人を保護。聞き取り済みの人数ですので‥‥まだまだ増えそうですな‥」
「何名ミリオタの開拓地に送った?」
「えー76人ですな」
「‥‥‥そうか。送り込んでも向こうじゃ何もまだ出来ぬか‥」
「ですな。それならば体制が整ってるここの方が手厚い対応が可能ですから」
「いやはや‥‥それにあの腕に白帯巻いてある連中は?」
「あー。自称聖女様親衛隊です‥‥自発的に補佐を願い出たので、わかりやすく巻かせました」
「ミリオタへ連絡はしてあるのか?」
「いや。あえて止めてます。ここの人数を聞いたら無理やりでも引き受けそうなので‥‥」
「確かに‥‥保護民が言っておった希望の町って何だ?」
「噂で希望の町って名が広まってる様です」




