外堀を埋めて、聖女様を!
プロパガンダとは‥‥宣伝活動か。わざわざ難しい言葉使いおって。昔ながらある方法ではないか!しかしやたらと効いておったな。やり方を学ばんとな。
保護民は‥‥同郷ごとに纏めて、村長等をそのまま責任者に。教会の協力を元にスキル確認は完了。
反帝国の教育は実施中。保護民増加予想の為、ここから中間の街まで線路を中心とした各関連部署協力を元に新規村の開拓地を詮索。ここから約750㎞中間の街方向に最適解の地区を発見。やや起伏が多い。
水源有り、量、大。鉄鉱石品質普通、少量。銅品質低、少量。石炭品質普通、中量。森が近い為木材、大量。石材品質普通、大量。農地品質低。広さ大。
鉄道部にてその地域を駅化と支線化。中間の街と前線との中間辺りなので車両基地化希望。
成る程な。確かにこの辺りに中間車両基地が有ると便利だな。列車や自走して来る車両はここでも補給を受ける事が出来るからな。出来れば小規模でも良いから飛行場も有ると更に便利だ。飛行場は作れる広さが有るのか?報告書には無いが。それ以外はまあ問題無さそうな地区っぽいな。ならば早速行動に移すか!
「ミリオタよ!新規の町の開拓責任者とする!」
「あぁー?」
「開拓責任者とする!」
「ふざけるな!めんどう!保護した男爵が何人か居るでしょ?その人を責‥‥」
「聖女様!ちょっと宜しいか?」
「はい?何でしょうか?」
くくく。猫被りめ!!お主が上に立たなくては如何にもならんだろうが!!
今のうちに話を勝手に進めてしまおう!
「‥あーあー本日は晴天なり!マイクの試験中!」
「皆の者、わしは連合軍の作戦参謀のノブだ!貴様達、帝国を捨て我が国までの長旅ご苦労であった!ここでの生活も少しずつ慣れてきたと思うが、ここでの生活はあくまでも仮だ!仮の生活に我が国の聖女様が心を痛めておる!そして聖女様から保護民の為に新たな町の開拓をっと!強く希望されておる!なので連合国として、いや!聖女様が開拓地を探し見つけた!ここから北へ約750㎞離れておるが水源やら資源などが有る地区を発見した!!聖女様が陣頭指揮を希望されておるが聖女様だけでは勿論、開拓等出来ん!しかもここでの生活に慣れ始めている貴様にも上手く伝える事が出来ないで悩んでおる!貴様!それで良いのか!?聖女様に力を貸したい者は!積極的に立候補せよ!以上だ!!」
「‥‥ノブ‥‥なんて事を‥‥」
「諦めよ〜!どの道、保護民は移動先がこのままでは無い。それならば同じ者同士の方が纏まりやすい!」
「お主も腹を括ってくれたまえ〜」
「でも私だけじゃ‥‥」
「その点は安心せい!部下は勿論付けるので、早速行動に移せ!」




