聖女様??
やっと文官が来て引継ぎが終わったわい!軽い気持ちで来てみれば、思いがけない事になったわ!何やかんや2週間程経ってしまわ!ミリオタの奴にガタガタ言われそうじゃ!
高射砲塔には1800人程か?送ったのは。収容人数にはまだまだ今の所余裕はあるが、この増え方だとその内厳しくなって来るからな。どーすっか考えんとな。
此奴らは保護民だな?何か作業をさせておるのか。それで良いぞミリオタよ!!
「いや〜命掛けでここに来て良かった」
「そうじゃな〜!本当に良かったわい!」
人心掌握は上手くやっておるな〜!褒美を取らすぞミリオタ!!
「今は住む場所を探してくれてるそうじゃ」
「そうらしいな〜聖女様も陣頭指揮を取っておるし!前の貴族共とは大違いだ!」
ん?聖女様??保護民に教会関係者は居なかった筈だが?
「いつか貴族共を串刺しにしてやるわ」
「そうだ!あいつらはぜってーゆるさねー!」
随分と嫌われたもんだ!貴族様よー!反帝国市民出来上がりだわ!!
「今日も聖女様が配給をしてくれるみたいだぞ!手伝いに行かないと!!」
随分と積極的な発言だな?聖女様はそんなに人望があるのか‥‥?‥‥‥どんな奴か拝見してやるか!味方に付ければ色々とやり易くなるな!
「は〜い。皆様の分、ちゃんとありますから押さないて下さいね〜!」
はい?ミリオタじゃないか。何だ?見た事もない笑顔にあの声は‥‥
「あら!ノブ様!お帰りなさいませ!皆様!我らが救世主のノブ様がお帰りになりましたわよ〜!」
「おーーー!あの方が聖女様が話していた、第六天魔王様かー!!」
「あ‥‥そうです!わしが第六天魔王のノブです‥‥」
「おーー!!」
(ミリオタ!どーなっておる!)
(良いから話、合わせなさいよ!)
「皆々様。私はこれからノブ様とお話が有りますので暫く席を離れますがゆっくりお食事をして下さいね〜」
「はーーい!!我らが親衛隊がしっかり見ておきます!」
親衛隊???
「どーなっておるのだ?」
「どうとは?皆んな良い子にしてたでしょ?」
「あの親衛隊ってのは?」
「自発的に、私を慕ってる人達!」
「お主まさか‥‥一揆起こすのか?それとも謀反か?」
「何言ってるのよ!プロパガンダやったら余りにも効きすぎて、私自身ドン引きしてるのよ!」
「そうか‥‥まあ我々に不満が向かないなら何でも良いが‥‥」
「それと資料纏めておいたから目を通しておいてよ!猫被り過ぎて疲れたから休むわ」




