そんなに!?
今回の戦いは一先ず終わりだな。捕虜は5000人近くか。予想よりかなり多いな‥‥下士官、士官クラスをかなり捕まえられたのは大きいな。近衛が一部の士官を何処かへ連れて行ったが‥‥兵の半数は無理やり戦に駆り出され者達か金目当ての傭兵。残りは正規軍。さてさて如何した物か‥‥
「思ったより捕虜が多いな?」
「ですな‥‥更に増えそうな勢いです」
「如何いう事だ?ミヤ?」
「敗走してる敵兵に戦意が全くありませんな。恐らく無理やり連れてこられて来た連中でしょう」
「不味いなぁ‥‥」
「早目に後送しないとここでの収容が不可能に。まあ既に収容所は溢れておりますが‥‥」
うむ〜。如何するか!?ここまで捕虜が多くなるとは想定しておらんかったな‥‥
「捕虜を強制的に戦に駆り出された者、傭兵、正規兵、下士官、士官に別けて先ずは収容させよう」
「少ししたら調略ですか?」
「流石!その通りだ!ミヤ!面倒なのは傭兵だなぁ‥‥そいつらは強制労働だ!」
ふぅ〜。カブの生産がやっと日に5台は完成する様になったわ!!これなら少しずつだけど生産量も増えてく筈!最初は如何なるかと思ったけど一安心かな?皆んなも上手くやってくれてるしね!
「姫様!領内から電報です!」
「領内から?読み上げてみて!」
「はい!えっと‥‥レンガを大量に使うのでそっちで作って、うちとラーライに送って!日当たり、そうだな。5000位?宜しく!です!」
試験合格した子を私の補佐について貰ったのよね。ちゃんと読めて‥‥レンガを日に5000!??!?
どうゆう事!?うちの設備じゃ24時動かしても半分も作れないわよ!?しかも今は稼働してないから、施設をもう一度見ないと‥‥
「私、レンガ生産設備を見に行って来ます!」
「はっい!」
一体何故突然にレンガの製造を!?しかも領内とラーライに?ラーライは攻撃を受けたからその為?領内は何で!?作れる設備があるのに!!
「姫様ーーー!!」
「どうしたの!?」
「また電報です!!新型のレンガ製造設備を送りました!お湯も沸かせるぞ!燃料の木炭はラーライから送ります!です!」
お湯!?確かに高射砲塔にしかお湯を沸かせる大型設備は無いから‥‥それだと銭湯を造ろうかしら?清潔になれば病気とかも防げるし。ん!?となるとここでも使うから更にレンガを造らないと!?




